いつの時代も、人間はお下品な下ネタが大好きなようで？！

かくいう私も、嫌いじゃない！（むしろ好き）

江戸時代に書かれた草双紙という絵本。

その中にも、下ネタ系はバンバン出てきます。

この本↓には、

その草双紙の中でも、

化物について書かれたものをピックアップして、

その時の化物の立ち位置や、当時の人々の生活様式を紐解いています

江戸時代は、「妖怪」ではなく、「化物」として人々に認知され、キャラクター化された化物が多くありました。

↓ここでも触りだけ紹介しています。

さて、この本を読み終えて、

クスっと笑えた項目を紹介していきます

「狸の金玉は八畳敷」

動物系の化物のなかでとくに人気のあったのは、狐、狸、猫でした。

狐が美しい女に化けたり、狸が和尚に化けたりするのはお決まりのパターン。

狸は、化ける以外にも、金玉（恥ずかしいで、今後はお玉と呼ぼう）を極端に広げることができるという特徴がありました（ここ要チェック）

なぜそのように言われるようになったのか？！

諸説ありますが、金箔は叩き伸ばすために、狸の皮で包まれていたという。そしてその金箔は、八畳まで延ばされるとのことそこから、狸と八畳敷が結び付けられ、狸そのものじゃなく、「金」繋がりで、お玉が延びるということになったそう！

江戸時代の草双紙には、狸のお玉は畳として敷かれ、人間がその上に座っている絵が多かったよう。

駆け落ちした男女が、狸のお玉の家で過ごすという話もありました。

また、狸のお玉をお布団に見立て、

人間がそのお玉布団を掛けて眠っている絵もあります。

そのお玉布団で眠っている人々、

かたや苦しそうな顔、かたや気持ちよさそうな顔をしています。

なぜ苦しそうな顔をしているのか？

肛門を３つ持つ河童のおならはすさまじいほど臭いと言われていたようですが、

狸のお玉の臭さは、これをはるかに上回っていたようですウヘーー

しかしながら！

お玉は、ほかほかしてとても温かく気持ちがよいものでもあったそうです

（複雑ーーー）

また、お玉は、敷物やお布団だけでなく、

綱、船、太鼓、瓢箪、七福神、弁慶、天狗、見越し入道にもなり、まさに自由自在！

お玉を傘がわりにして雨を避けている絵もあります。

そして最後に、

なんとお玉をお餅と見立てて、

狸たちがお餅つきならぬ、お玉つきをしている絵も！！（痛そーー）

つく前のお玉は、毛むくじゃらのシワシワ。

しかし、お玉つきをして、整えられたお玉は、

毛もなくツルツルのまん丸の形をしているのです

最後に言いたい、

はたして、そのお玉、自分のお玉やけど、

食べるんかい？！

妖怪とお下品？！