今日を乗り切れ | にの日記

にの日記

2002年2月30歳で乳がん発症。現在50歳。再発して9年、抗がん剤はやり尽くしました。現在、痛みのコントロール、腹水・胸水治療(CART)を受けています。
今までのほほんとしていたのですが、あまりのほほんとしていられなさそうなので、ブログタイトル変えました。

近所の病院で腹水を抜いてもらったのが金曜日。


夜にはお腹がふっくらしてきて、すっきり感のないまま週末を迎える。


ドセタキセルの副作用なのか、ものすごい倦怠感。


お腹の中が炎症を起こしているような痛みで、寝ても起きても身の置き所がない。


手足がむくんでる感覚で、しびれも少々。


味覚障害は舌に膜が張ったようで、塩・醤油味は全く分からず、甘味・酸味がかろうじてわかる程度。

何を食べても一口目は「うえっ」となる。


体が重たくて起き上がるのに時間がかかり、おトイレに行くのも一苦労。


今日はお風呂に浸かって出てきたら、動悸がひどくて立てなくなった。


夫に体を拭いてもらい呼吸を整える。


鏡に映るぱやぱやの髪と眉、ガリガリの体なのにお腹だけポコっと出ている自分の姿。


ああ、がんになるってこういうことなんだなと思ったら、泣けてきた。


再発しても薬で抑えられているうちは生活できていたけど、今はひとりでお風呂にすら入れない。


夫はドセタキセルの副作用のせいだよ、終わったら楽になるよと励ましてくれる。


情けない情けない、こんな体になっちゃって悲しい。


働いて、ふたりでたまの贅沢に焼き肉食べてビールを飲んで、ただそれだでいいのに。



ひとしきり泣いたらすっきりして、立ち上がることができた。


どんなにぱやぱやでも、化粧水をつけて保湿はする。


夫の明日のお弁当のお米を研いで、おかずは何にしようか考える。


今日良かった点は、どんなにだるくてもごはんを抜かなかったこと。


朝はお餅2個を磯辺焼きに、お昼はお蕎麦、夜は玉子丼を1人前かっこんだ。


ホントはカツ丼が食べたかったけど、お腹が空きすぎてかつを揚げる時間が足りなかった。


今できること。


自分が、家族が心地よくいられるために、考えて、今やれることをしよう。


とりあえず今、お腹が空いたので、なにか食べよう。