ウサギの部屋 -2ページ目

この一瞬を切り取って
額に入れて飾っておきたいと
そう思う。
小さな問題や、大きな問題でさえ
全てを内包したまま
ありのまま、そのままで
この一瞬は美しい。
過ぎ去った一瞬は
もう二度とやってこない。
そして
その過ぎ去った一瞬の上に
今の瞬間が成り立つのだ。
消え去ってしまうからこそ
美しいと感じ
愛おしいと思うのならば
人はみな美しい。
そして歩いてきたその道も
また美しい。
いつまでも変わらずに
ずっとそこにそのままで
在り続けて欲しいものほど
脆く、儚い。
・*・*・usagi・*・*・

何にも左右されず
何にも揺るがされず
ただただ
私の力で
ありのままの私で
立っている。
自分の世界を強く持ち
善と悪とを正しく見極め
歩む道すじを踏み外さない。
人の心を私のもののように
深く真摯に受け止めて
そっと大切に手にのせて。
過ぎ去る一瞬を慈しみ
目の前に広がる未来を
笑顔で迎える。
私に起こる全ての事柄や
私の周りの全ての人々に
心から感謝をし
心の中で手を合わせる。
そんな風にいられるのなら
きっと
その姿は
凛としている…。
・*・*・usagi・*・*・
この季節を待っていた。
風が薫るこの季節…。
あの寒い日々から解き放たれ、
体が溶ける瞬間を感じた。
光のつぶを体に受け、
確かに私は今、
地球の上に立っている。
いいことも
悪いことも
全てを引き受け
立っている。
どうしようか…
今なら飛べるかも…
きっと、誰もが
そう感じてしまうほど。
空気が力を帯びている
魅惑の季節。
・*・*・usagi・*・*・

