昨日、メイの緊急手術を行いました。
子宮と卵巣をつなぐ卵管に付けられていた〝クリップ〟を取り除く手術です。
この〝クリップ〟とは
平成22年に当時嶺泊の犬たちに関わっていた団体の指示で獣医師によって
避妊の目的で手術で付けられたものだということが分かっています。
子宮や卵巣はそのままで、卵管を卵子が通らないように〝クリップ〟で止めているだけの状態なのです。
獣医師はこの手術のリスクを十分説明した上で、妊娠さえしなければ良いとのことで施術をしたと言っています。
この手術を指示した団体はこのような手術をしたことやリスクがあることを公表しないできました。
それで長年に渡り苦しんできた犬たちがたくさんいるのです。
中にはこの事が原因で命を落としてしまった犬もいるかもしれません。
このことは、
当グループのボランティアメンバーの愛犬の葵ちゃん(嶺泊出身)が急な体調悪化で動物病院を受診した際に
〝クリップ〟が卵管に付いていること
それが原因で子宮蓄膿症となり命の危険にさらされていることが検査で分かり
緊急手術を行い一命を取り留めたという事があり
その時の調べで判明しました。
他にも同様の手術をされている犬がいるかもしれないと
前飼い主の記録等から同年に避妊手術を受けた犬を調べるとメイが該当したため
昨日検査で受診したところメイのお腹にも〝クリップ〟があることが分かり当日手術となりました。
いつ子宮蓄膿症の症状が出てもおかしくない状況だったようです。
メイや葵ちゃんの他にも、里親さんの元にいった犬たちに同様の避妊手術をされている犬たちがいるかもしれません。
平成22年頃に嶺泊にいた犬で
里親となった時にすでに避妊手術が行われていた犬を飼育されている方は
病院で検査を受けて頂くようお願い致します。
当グループにいる犬たちの中では
フーとソラの避妊手術を受けた日時が記録を調べても分からなかったので
今後検査を行いたいと思います。
愛犬がこの危険な避妊手術のせいで苦しみ、命の危険にさらされ
昨日のメイの受診もしてくれたメンバーさんのブログ記事です。
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12月3日のメイ
雪の中を走ってたくさんお散歩しました
メンバーさんが自宅で術後療養をしてくれることとなりました。
しばらくは安静が必要なのでお散歩はお休みですが
メイはなかなかのぽっちゃりなので
良くなったら日課のお散歩ダイエットの再開です。