男性の方から「着付け指導」の依頼がありました。
「着付けを教えて欲しい」というお電話をいただきました。「着物は持っているけれど、まだ袖を通したことがない。3年ほど前に折角作ったのだから、着物を着る生活も楽しみたい」とのお話です。ここにきて、男の方の着物への想いが高まっているのを感じます。嬉しい事です。女性の方は、着物そのものが傍に会って、でも自分にはもう関係ないという方が多いのですが、男性の方は、新たに着物を誂えて、それで着物を楽しみたい、そんな方々が増えています。もしかしたら、男性の着物ブームが高まることで、女性の着物ブームが沸き起こる!そんな期待も夢ではないかも!着物姿のカッコイイ男性!! 粋な男性!! そんな人たちが増える事を楽しみに着付けの場所に伺いました。お茶もおやりになっているという事で、背中に日向の一つ紋がはいっています。素敵です。博多の角帯、貝の口(男結び)をきりりと結んで!!背筋がピンと伸びて、着物を素敵に着こなす大事な要素です。競技としての社交ダンスも楽しんでいるという、とても実年齢には見えないダンディなお方です。夏物、小千谷縮です。重要無形文化財となっています。すべてを苧麻という麻糸を手うみした糸を使用している。いざり機(バタ)で織られる。雪晒しをやっている。などの手を掛けて生み出される高級麻織物です。折角着物を着たのだから、ちょっと外に出て・・・ まだ季節としては単衣の時。でもこの日は30℃と真夏日。小千谷縮が周りの空気まで爽やかな風を巻き起こしてくれた、そんなお着物と素敵なお着物姿でした。