No.186 オールインクルーシブホテルへ行ってみた | OLは青年海外協力隊になってドミニカ共和国へ

OLは青年海外協力隊になってドミニカ共和国へ

青年海外協力隊(27-1次隊)としてドミニカ共和国で生活した記録。コミュニティ開発。活動のこと・ドミ共の人々&文化のこと・観光情報など、現地に密着したからこそ言いたいこと&伝えたい情報

ドミニカ共和国は、カリブ海と大西洋に挟まれた常夏の国です。

国を囲むようにビーチリゾートがあり、欧米からたくさんの観光客が来ます。

観光業は国の主な収入源にもなっており、国の面積は九州+高知県くらいなのに、国際空港は何と8つ!
直行でリゾートに行けてしまうのが特徴です。


ビーチに面するリゾートホテルはオールインクルーシブ形式がほとんどで、食べ物飲み物だけでなく、プール・プライベートビーチ・ジム・ゲーム・シネマ等の施設利用料も宿泊費に含まれ、ホテルから出なくとも食べ放題 飲み放題 遊び放題に過ごせるようになっています。


そんな噂の「オールイン」とはどんなものか、ボランティアの身分でありながらついに行く機会ができました。


感想。
ディズニーランドと似た感覚を味わいました。

1. 現実を忘れさせる造り。
ホテルから外の世界は一切見えなくて、リゾート気分に浸れるようにしてある

2. 広い敷地の中にレストランや軽食屋台やバーがそこら中にあって、好きな時に好きなものが食べられる

3. アクテビティやショーがたくさん用意されている

4. 料理は万人ウケする材料と味

5. スタッフの動きが迅速・親切(もちろん皆英語を話します)

6. お客さんは欲求のままに過ごせる

まとめ) リゾートとしてはこれで完璧。



しかし。
 "外の世界"、つまりドミ共のリアルを嫌というほど見ている自分としては、複雑な気分にならざるを得ませんでした。

世界が違いすぎて。

同じ国とは思えない。

スタッフが明るく気さくで踊り上手なところにかろうじてドミ共を感じるくらい。


観光で得た収入のどれだけが国民に還元されているんだろう。

自国のビーチリゾートに遊びに行けるドミニカ人がどれだけいるんだろう。

大量に出ていると思われる食べ残しや作り残しはどこへ行くんだろう。


ビーチリゾートにたくさんの外国人が来ているのに、ホテルが囲んでしまうから国内の他の観光地に人が行かない、と聞いたこともあります。
空港からリゾートに直行できるならなおさらそれは難しい。
実際、空港利用人数は、首都の国際空港よりもリゾート地の所の方が多いそうです。


常に綺麗に食べ物が盛られたビュッフェや、皿の半分くらいを食べた頃に「下げてもいいですか?」とやってくるレストランのウエイター。
明らかに供給過多に見えました。
「バリオのみんなは今日何を食べてるかな」と思わずにはいられませんでした。



オールインクルーシブ。
素敵な場所です。とても。
自分へのご褒美に最適。

私みたいに変な心配をすることなく、存分に浸ってください。

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エントランス

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プール

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ビュッフェ

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ビーチ


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☺︎今日のスペイン語☺︎
Todo incluido. 全部込みだよ