No.132 年収と物価のはなし。続編 | OLは青年海外協力隊になってドミニカ共和国へ

OLは青年海外協力隊になってドミニカ共和国へ

青年海外協力隊(27-1次隊)としてドミニカ共和国で生活した記録。コミュニティ開発。活動のこと・ドミ共の人々&文化のこと・観光情報など、現地に密着したからこそ言いたいこと&伝えたい情報

国民の平均年収が40万で、物価は日本とそんなに変わらない、という記事を書きました↓
記事No.130

400万の間違いじゃないか?と私も最初は疑いました。
だって、どう考えてもやっていけない。

でもやっていけてるんです。
そして人々はみんなHappy。
お腹を空かせて亡くなる子供もいません。(栄養バランスがどうかは置いといて…)

カラクリを少し補足します。


1. 「家族送金」
仕事から得る収入以外に、出稼ぎに行っている家族から送ってもらうお金があります。その金額は国全体で見ると、美しいビーチの観光で得る収入と同じくらいだそうです。相当な金額です。
アメリカで出稼ぎをするドミニカ人がとても多い。一種のステイタス(憧れ?)になっていて、親族の誰かがアメリカにいると、誇らしいみたい。

家族送金が多少あっても「年収」には含まれないので、ここに少々差が生まれます。


2. 分け合う文化・お互い様の文化
この国(町?)の、食べ物を分け合う文化は本当にすごいと思います。↓

助け合う文化も。↓

突然訪問しても、食事やコーヒーを必ず「食べてけ、飲んでけ」と言われ、断ろうとするとすごく悲しい顔をするし、
子供でもパンやお菓子を分けてくれる。
我が家のごはんタイムは、家族以外の人がいることの方が多い。
友達やご近所さんがふらっと来て、ごはん食べて、楽しそうにしゃべって、帰っていく。
お互いがそれとなく近況報告をしたり様子を伺っているから、困ったら自然に助け合えるんだと思う。

というわけで、年収が40万でも地域や家族の繋がりが生きているので問題ありません!!

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↑隣の家の子供。最近やっと懐いてくれてかわいい。


☺︎今日のスペイン語☺︎
¿Quiere un pan?
パン食べる?