そろそろSNOWモードに入ってきましたね!!


なので、あまり皆さんが知らない(知りたくても知らない)エッジのチューンがなぜ必要なのかを!




なぜエッジチューニングが必要なのか?


エッジチューニング(調整)されていないボードでは、実はコントロールし難い状態のボードが大半なのです!
(凄く引っかかりがある状態のボードが多いのです)


ある程度経験のある方でしたら、『ダリング』という言葉は耳にしたことはあるかと思います

これも立派なエッジチューニングです。(有効エッヂに干渉していれば更に良いです)

これは皆さん、やった方がいいと感じていると思います!

引っかからないから!ですよね


では、もっと引っかからないで!


さらにターンも凄く切れる!


ボードをズラシ易い!

状態だったら面白そうな感じはお持ちになりませんか?



皆さんのスノーボードで、『この事は技術が足りないからだ』

『ボードに慣れていないからだ』 『気合!が足りないからだ』

『このボードがダメだから』と思われているところが、エッジチューニングで劇的に変わる可能性が有るとしたら・・・・?



どうしますか?

初級者・ジビング、グラトリがメインの方々であれば直ぐに体感できるくらい違いが出てきます。

では、エッジの調整(チューニング)って?簡単にですがお話させていただきます。



雪面は割りと硬い場合もありますが、少し柔らかい状態をイメージしてください!

ボードを雪面に置いてみると、跡が残りますよね?

これってボードが雪面に沈み込んだから出来る”跡!”ですよね。

では、このボードに人が乗れば更に”沈む”ことになりません。。。?

そこが凄く重要なポイントになります。

滑走中は常に雪面にボードは沈み込んだ状態で滑走しているのです。


図1



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上記の様な状態で、雪面に常にエッジ(エッジの刃先)は触れています!

エッジが雪面に触れているということは、ボードには必ずサイドカーブが付いていますので

少なからずターンをしている状態になります。(現在のボードは簡単にターン出来る様に開発されているボードが大いので!更にターンしています)

しかも、フロント・バックサイド共にターンしてしまっている状況ですよ。


コントロールできるでしょうか?

余程のスピードがあれば伝わってはこないのですが、低速の時ですとダイレクトに体感できるはずです!



例1
止まりそうな緩斜面、でもその先にリフト乗り場(よくあるゲレンデの環境です)この場合ですと誰でもターンはした


くないですよね!

この場合ボードは雪面に”平らに”して乗っている常態が一番失速しないので良いですよね・・・?

ですがこの場合ボードを平らにして乗っていると、いきなりノーズのどちらかのエッジが”引っかかって”転びそう


になる!(転んでしまった)状況を

感じた方は、少なからず多いと思います。



例2
もう少し速度帯が早い場合の例は、キッカー(レール&ボックスでも)でアールが付き始めるあたりでワンウェーイ


(ボード1枚分で溝が掘られている状況)に

なっていると、ちょっとでもその溝の立っている壁に触ると触ったエッヂ側に”引っかかる”感じは出ますよね


この引っかかる感じの対処として、自分の進む方向が変わらない程度にトゥーエッジ → ヒールエッジ → トゥー


エッジ → ヒールエッジと交互に薄くだけエッジに乗って

ますっぐ進もうとコントロールしている方って多くないですか? 

これは意図しない引っかかりを嫌って、自分の意思でエッジを立てているので逆側のエッヂは雪面に引っかから


ないでいられる?


なのでこれも実は”ターン”ですよね! (曲がらない程度のエッジングですけど)

直進出来ていないことになりませんか?


エッジ(ボード)の立てる角度が甘くて、逆側のエッジがかかる → 逆エッジ!!!


初心者だと自分の意思の前に、基準(どれ位ボードが立っていれば逆側のエッジがかからないのかすら分からな


い)が無いので簡単に逆エッヂで転倒!

ある程度乗れてきている方でも、思ったよりボードが立っていなく雪面の状況が荒れていると起こりませんか? 


逆エッジ!!!      


自分の意思とは関係なく向かう方向が違っているので”引っかかっている”と感じる。

と、思いませんか?

自分の意思とは関係なく”何かに引っかかって向きが変わる”って、勝手に 『ターン』させられている!状態にな


るのです。


もしこのターンが始まるボードの角度がはっきりと分かったら?

逆に言うと、ボードを平らにしていてはっきりとターンをしないと感じられるボードだったらどうですか?


図2


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図2の様にエッジ(エッジの刃先)が雪面と隙間があれば、ボード(ソール)を平らにして乗ってもターンはできない


ですよね!

この隙間の量がボードの立てる量になってきます。(チューニングによってこの隙間の量を決めるのです) 


今現在、大変よく出来たボードばかりですが、   既製品であってオーダーメイドの製品ではないですよね?

既製品で調整できる装備が付いている物ですと、誰でも自分の使いやすい様に調整しませんか?


そこで車に例えると分かり易いので、よく店頭でお聞きするのですが


『お車を購入して、ステアリングの高さ・シートの位置は調整されましたか?』



『はい。もちろんしました!』


ですよね!


できる事なら調整したくなると感じるのは自然な事だと思うのですが!!!



これが、チューンをする一番の理由だと思います。

・どこまで行ったらターンをするエッジにするのか、どこまではターンしないエッジにするのか?

・自分のタイミングで動かしやすいか?

・自分の技術を生かすには?

・グラトリをするには?フリーランだったら?



などなどをエッジにセットしていく事で

自分自身の意思でコントロールできるボードがやっと完成するのです。


エッジチューニングは上記の様なべースエッジの調整とサイドエッジとの組合せ、またダリングの量によって

自分のベストなセッティングを見つけていけるものなんですよ。


なるべく手短にお話したつもりですが、長くなってしましました。

本当はもっとお話する事がありますので、直接お話いたします。