ステントグラフトを入れた日に、うちのクリニックに富士フイルム製の「iViz air リニア」というポータブルエコーのデモ機が1週間だけやってきた。
まさに、グッドタイミング!
このデモ機を使ってステントが入っている箇所をマーキングして写真撮影して、今後の穿刺の参考資料にした。
後から聞いた話によると、エコー下穿刺をするために購入することを前提としたデモ機のようだったけど、いつ納入されるかは分からないそうだ。
ナースのT美さんが、嬉々としていろんな患者さんに試して、このデモ機を使い倒してた。(笑)
ま、T美さんから『エコーやらせてぇ〜』って言われれば、患者さんは怖くて断れないよなぁ。(爆)
医療機器には珍しくブラックボディ。
ワイヤレスだから、プローブに充電池が入っているためか、有線のプローブに比べて重そうだった。
でも、ベッド間隔の狭い透析室で使うにはまさにうってつけ。
本体は、どうやらSHARPのAQUOS SH-M12のようなので、スマホの操作と同じだから、スワイプやピンチアウトなど扱えやすそうに思えた。
肝心のエコー画像は、下の写真のように見える。
(富士フイルムのサイトから拝借)
狭窄のない人工血管の長軸画像。
狭窄のない人工血管の短軸画像。
ステントの長軸画像。
シャントの状態が見える化できるが、フロー(血流量)はアプリが入ってないので測れないと言ってた。
また、メーカーのサイトによると頸動脈エコーもできるようなので、シャントだけでなく頸動脈も診てもらえたらいいなぁ。