岡山出張の際、新幹線の中で院長先生からもらった『酸塩基平衡』という10ページほどの資料を読んで、自分なりに理解した。
血液のpHは7.4±0.05と、非常に狭い範囲に維持している。
このpHを維持している臓器は、腎臓と肺である。
血液中のpHを維持するために、炭酸-重炭酸系という緩衝系を持っている。
すなわち、肺で呼吸することにより炭酸(CO2)の排出の調整、腎臓では尿pHの低下(HCO3イオンによる中和)、滴定酸の排出、アンモニウムイオンの排出を行っている。
血液が酸性に傾いてる状態をアシデーミアといい、アルカリ性に傾いてる状態をアルカレーミアという。
一方で、血液を酸性にするようなことをアシドーシスといい、逆にアルカリ性にするようなことをアルカローシスという。
腎臓は代謝性、肺は呼吸性なので、まとめると、
代謝性アシドーシス:腎臓からHCO3イオンの排出低下して血液を酸性にすること
代謝性アルカローシス:腎臓からHCO3イオンの排出増加して血液をアルカリ性にすること
呼吸姓アシドーシス:肺からCO2の排出増加して血液を酸性にすること
呼吸姓アルカローシス:肺からCO2の排出低下して血液をアルカリ性にすること
ん~、まだ消化しきれてないなぁ。(汗)