トイレ中断から戻ってくるとV側チャンバーが空っぽになってて、技士さん達が何やら慌ただしく作業してた。

何があったか分からないけど、改めてチャンバーを見てみると、2つのチャンバーの長さが違うことに気がついた。
10年近く透析をしてて、今ごろ気づくなんて。(汗)


左がA側(動脈側)のチャンバーで、右がV側(静脈側)のチャンバー。V側の方が長くなってる。

さっそく、技士さんに質問してみると、V側が長くなったわけではなく、A側が短くなっていったそうだ。
A側のチャンバーはほとんど意味がなく、使っていない施設もあるんだとか。
ただ、その技士さんの見解では、ダイアライザーに気泡が行かないようにするために、なくす必要はないのではとのことだった。

V側チャンバーは、静脈圧の測定にある程度の長さが必要で、かつ気泡を除去できるだけの長さを確保する必要があるそうだ。

さらに、血液の入口が横に付いてるのにも意味があり、真上から血液を落とし込むと気泡が撹拌されて気泡の抜けが悪く、横からだとチャンバーの壁を回転するように落ちていくので、気泡が撹拌されないらしい。ま、気休めだけどねと笑って教えてくれた。

ところで、チャンバーの正式名称は、エアートラップチャンバーというそうだ。
chamberは、直訳すると『小さな部屋』。