なにげに透析装置を眺めていたら、こんな表記を見つけた。

ダイアライザー

 
このブログでは、『ダイアライザー』という表記にしているので、技士さんに確認すると、『er』だから『ー』を使いますとのことだった。

自分もそうだけど、理系の人は長音を付けない傾向にある。
論文を書くときは、『3音以上になる言葉には長音ーを付けない』というルールがあるから。

このルールは、(平成3年より昔の)JISにも明確に書いてあった。

だから、学術論文や取扱説明書には、コンピュータ、スキャナ、プリンタ、エクスプローラ、ファインダ、フォルダ、ブラウザ、ドライバ、インストーラなどなど末尾に長音をつけない。

ところが、平成3年に内閣より出された告示では、『英語の語末の‐er,‐or,‐arなどに当たるものは,原則としてア列の長音とし長音符号「ー」を用いて書き表す。ただし,慣用に応じて「ー」を省くことができる。』と、原則長音を付ける方向になったので、JIS側も長音を認める方向になった。

どちらが正しくて、どちらが間違いということはないんだけど、文章内で統一されていないととっても読みづらい。

長音が認められたからと言っても、DATAは、『データ』であって『データー』は誤った表記である。