浸透圧のことを調べていたら、数10年前の高校の化学の授業を突然思い出した。

ファントホッフの法則は浸透圧の法則のことで、『希薄溶液の浸透圧は、溶質の濃度と全体温度に比例する』というもの。

これを数式で表すと、ΠV=nRT となる。
   Π(πの大文字):希薄溶液の浸透圧[Pa]
   V:溶液の体積[L]
   n:溶質の物質量[mol]
   R:比例定数
   T:絶対温度[K]

この比例定数Rは、8.3×10の8乗で、気体定数と等しい。

これは、理想気体の状態方程式:PV=nRTと同じ関係式となる。

なぜなら、『溶液の浸透圧は、溶液中からすべての溶媒分子を取り除いたと仮定したとき、溶質粒子の自由な運動によって引き起こされる圧力である。』からなんです。

「気体の性質を表す式と同じ形の関係式が、溶液においても成り立つんだ!」となかば興奮しながらしゃべっていた化学の先生の姿を思い出した。

ま、数式関係は忘れてしまってたんだけど・・・。(汗)