今日は、数式が出てきます。(汗)

同一溶液であれば、浸透圧は溶液中の「粒子」の重量モル濃度に比例する。
言い換えれば、モル濃度が同じであれば、溶質の種類に関係なく浸透圧は同じとなる。

浸透圧の単位は、osmでオスモルと読む。
 1osm:1モルの理想溶液と等しい浸透圧
 1mosm/kg・H2O:水1kgに溶けてる溶質のモル数

浸透圧


これは、浸透圧について、技士さんに質問したときに渡されたもの。

生理食塩水(0.9%NaCl)の浸透圧の計算)

塩化ナトリウム(NaCl)1モルを水に溶かすと、ナトリウムイオン(Na+)と塩素イオン(Cl-)に分解するので、2モルとなる。
技士さんは、0.9g/100mL=9g/1000mL=xモル/L
と、1元方程式から解いているが、
分かりやすいのは、前に書いたブログかな。

もう一度書くと、
0.9%のNaClは、9g/Lで、NaClの分子量は58.44で、水に溶けると2つに分かれるから
2×9/58.44=0.308Eq/L=308mEq/L

ここで、Eq=osm×電荷だから、

0.9%のNaClの浸透圧は、308mosm/Lとなる。

前のブログにもあるように、本当は、これにNaClの解離定数0.93を掛けると正確な浸透圧となる。

イオン化されるものは、注意が必要ってことかな。