そろそろ全国大会の様子を。(笑)

大会01

 
今年度から宮本会長が代られて、新しい体制になるようだ。

大会03

 
今回は、前年度の岡山大会のように(透析界の)著名人のシンポジウムではなかったが、東日本大震災で実際に透析作業中に被災された技士さんの生々しい報告や宮城県の災害コーディネーターである東北大学准教授の今後に生かした災害対策のあり方などが聞けた。

名古屋では、東海・東南海・南海の三連動地震が想定されているので、非常に興味深い内容だった。
南三陸町にあるクリニックでは、災害時の離脱訓練として、返血時に毎回、A側とV側を直結してたことに驚いた。うちのクリニックは大丈夫なんだろうか?
そもそも夜間透析時に災害があったときには、手元に懐中電灯すら置いてないので、真っ暗闇の中で離脱作業をやらないといけない。

40年表彰で4人の方のインタビューがあったが、いずれの方もストレスフリーな透析生活が長生きの秘訣だとおっしゃっていた。自らのことを不良患者とも言っていた。(笑)

ランチョンセミナーは、岡山大会のときとは違いお弁当が配られる前に、いろいろと説明があった。
お弁当が配られてからだと、話を聞いてないので、この方式の方がいいのかも。

大会02

 
お弁当は、宮城県の名物をふんだんに取入れたもので、おいしく完食した。

お昼からは、脳トレの監修で有名な東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授による講演だった。
アンチエイジングではなく、スマートエイジングが正しいあり方で、脳に損傷を受けてから9年後の患者さんでも、作動記憶訓練を行えば、前頭前野が発達し、回復するという事例を興味深く拝聴した。
さらに、この訓練を行えば、アルツハイマーなどの痴呆の予防になるらしい。
どうやら厚生労働省の腰が重いので、この方法をアメリカで展開して、逆輸入するようだ。

さらにCMでおなじみの2バックという脳トレゲーム(?)で、なんと川島教授は18バックが可能なんだとか。

1000人ほど参加があったようだが、やはりお昼を過ぎると空席が目立っていた。

来年は高松市(香川県)で行われるそうだ。