「記憶」

       by リリ



時間が経つほどに、

本当が何だったのかわからなくなる、

自分のこの頭の悪さよ。


良き思い出と、悪しき思いでが日々交錯し、

彼の本当の心は一体何だったのか。


一番見つめていたはずの、一番理解したかったはずの、

一番愛していたはずの、

たった一人の心もわからぬまま。

なんと、私の記憶は情けなくあるのか。


例え、今、勇気を出して

「本当はどう思ってくれていたの?」

と聞いたところで、

何も自分を充たしてくれる答えなど出ぬことは分かっている。

「愛していた」と言われても、

「愛してなどなかったと」と言われても。

どのみち私の心は充たされぬ。


時がすぎゆくほどに、充たされぬままの心だけが真実になる。



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私たちと同じように、ツインとの強烈な出会いを経験し、

今、離れ離れの期間を経験し、苦しんでいる同士のために、

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