おはようsun
昨晩はファミキャンが騒がしかった。
雨も降らなそうだったので、テントのフライは張らなかった。
今日もしまなみ海道を走り、四国へ入る。
橋の集金箱
自転車専用路が設置されていてとても走りやすい。
それがしまなみ
生口島
大三島
大島
大島
大島
大島
しまなみ海道はサイクリングのメッカだと思っているが、チャリンコは意外とみなかった。
朝早かったからだろうか。
でも昨日、リュックに荷物詰めて走る同年代の青年とすれ違い会釈した。
今日も橋へ上がる坂道でフロントに荷物を積んだメガネの青年とすれ違った。
向こうは下りだったから、止めて話すこともなく(下りは気持ちいいので止まりたくないだろうと察した)会釈をしたのみだったが、お互い同年代に会えた喜びは顔ににじみ出ていた。
手作り感満載のポスター
道の駅 風早の郷 風和里 にて昼食
おおきな駐車場の道の駅だった。
ここで昼食を食べた。
メニューに「じゃこてん」と馴染みのない名前があったので、店員に聞いてみた。
「じゃこてんってなんですか?」
「え、じゃこ天です」
「どういうものですか?」
「いや、じゃこてんです」
「・・・なんだこの女、それでも観光客相手のレストランの店員かよ・・・」
と店員に少々苛つきながらも
「なに、そんなにじゃこてんってポピュラーなのか?」
「なんか俺一人すんげー田舎もんみたいジャン←(湘南訛り)」
と感じました マル
ちなみに「じゃこてん」は愛媛県南予地方の海岸部で作られる、小魚を骨ごとミンチにし磨り潰して油で揚げたもの
ダチョウの卵ではないがでかい卵
めしを食ったら松山へ
チャリで走りながら撮ると写真が歪む
松山といったら道後温泉。
道後温泉本館は、千と千尋の神隠しに登場する温泉宿のモデルになったらしい。
2kmほど寄り道して本館に風呂でも入りに行くか。
(道後温泉街の風景と本館を動画で撮っていたが、次の海外旅でその携帯を紛失。その旅もいずれ・・・)
町並みはとてもいい感じ。気に入った。
本館まで行ったけど混んでいて入るのにかなり並んでいたので、旅の日数もあと少し、先を急いでいたModiはミカンジュースだけ飲んで国道56号にもどった。(次の自転車旅は日数にとらわれて観光出来ないなんて事のないようにしたい。やっぱ自転車で旅する利点は、地域をじっくり味わえることだし。)
今夜の寝床に迷いながら地図をながめていると、25km先に 『「しもなだ」全国で一番海に近い駅。青春18切符のポスターで有名な無人駅。』
とあったので日没までに着けるかギリギリであったが行くことにした。
必死にペダルを回し、息切らす。
きれいな夕陽。気づけばここは国道378号”夕やけこやけライン”
確かに夕陽は素晴らしいが、もっと余裕がある時に見たかった。
しばらくして左の土手の上に突如ホームとオタクが見えた。
少し道を戻って細い分かれ道に入る。
さっき歩いていた女性バックパッカーもしもなだに行くようだ。
ほんとちょうど日が沈む瞬間に着いたものだな~
しもなだに到着
集落は駅から離れており、駅前にはお迎えの車が止まっているだけで、人気はない。
トイレ
結構名所らしく、老若男女そろっていました。
昭和の成金みたいな扇子と白ハットの白スーツおじさん
寝床が取れるか不安で必死に走ってこんなすばらしい景色に会えると、涙があふれそうになった。
「いまこの瞬間、俺より感慨に浸っていて人生の素晴らしさを身にしみて感じている高校生はいるだろうか、い~やいない」
トロッコ電車
後輪をリム打ちしていたので、控えめに駅舎前の隅っこでチューブを修理していると、地元の軽トラのおじさんが
「暗いからこっちでやりなよ。パンクしちゃったのか。おれは自動車しかわんねーからな。わはは」
と駅舎の蛍光灯の下に呼び寄せてくれた。
地元の人に優しく接してもらえると、この駅で駅寝することに少し安心できた。
ホームでご飯を作って
寝る用意
後日分かったことだが、Modiの寝たベンチの隣のベンチは、「男はつらいよ」で寅さんが駅寝したベンチだった。同じ駅で駅寝をしていたのかと思うと、ちょっと嬉しかった。
「男はつらいよ」第19作『寅次郎と殿様』
昔はこんな場所だったんだ~。駅と海の間に道路出来ちゃうだけで雰囲気かわるな~。
----------------------------------------------------------------------------
本日の地図
より大きな地図で 自転車南進旅 14日目 しまなみ海道、向島→愛媛伊予 を表示