<vol.105(1)>

p.46・47 ナレーター

「これは「呪い」を解く物語  その始まり  「呪い」とは  ある人に言わせると自分の知らない遠い先祖の犯した罪から続く「穢(けが)れ」と説明する  あるいは  坂上田村麻呂が行った蝦夷征伐から続いている「恨み」と説明する者もいる  また 違う解釈だと 人類が誕生し 物事の「白」と「黒」をはっきり区別した時にその間に生まれる「摩擦」と説明する者もいる  だが とにかく いずれのことだが「呪い」は解かなくてはならない  さもなくば 「呪い」に負けてしまうか・・・」


→呪いは前提条件にこびりつく悪意を持った制約

 (呪いを解くには普段気にすることのない“前提条件(自分は何者か等)”に踏み込むことが必要)