<vol.96(16)>

p.83~87 ファニー・ヴァレンタイン

「たとえ話で 君はこのテーブルに座った時 ナプキンが目の前にあるが 君はどちら側のナプキンを取る? 向かって“左”か?“右”か?左側のナプキンかね?それとも右側のナプキンかね? 正解は“最初に取った者”に従うだ 誰かが最初に右のナプキンを取ったら全員が“右”を取らざるを得ない もし左なら全員が左側のナプキンだ そうせざるを得ない これが社会だ 土地の値段は一体誰が最初に決めている? お金の価値を最初に決めている者がいるはずだ それは誰だ? 列車のレールのサイズや電気の規格は? そして法令や法律は? 一体 誰が最初に決めている? 民主主義だからみんなで決めてるか? それとも自由競争か? 違う ナプキンを取れる者が決めている この世のルールとは“右か左か”? このテーブルのように均衡している状態で一度動いたら全員が従わざるを得ない いつの時代だろうと この世はこのナプキンのように動いているのだ そして、"ナプキンを取れる者”とは万人から“尊敬”されていなければならない 誰でも良いってわけではない 無礼者や暴君はハジかれる それは“敗者”だ」

 

→既存のルールで勝つのではなく、新たなルールを作ることによって勝つ