随分ブログご無沙汰ですね。いつもツアー内容をアップしようと思ってるんですが、忙しい事にかまけてサボりがちなのでございます。お恥ずかしい・・・。
ちゃんと仕事はしてますからね!![]()
今回は、仕事を通じての僕のプライベートなお話を書きたいと思います。
このブログでも何度も書いてますが、パックラフトでお客様と一緒にダウンリバーを行うガイドもしながら、自社ツアーが入ってない日にはラフティングガイドもしております。主にツアーに参加されるお客様と一緒に、安全を確保しながら楽しんでいただくコマーシャルラフトがメインです。が、ラフティングの世界にも競技としてのカテゴリーがあります。
それが、競技ラフティング。レースラフティングです。
競技種目としては、
・スプリント (決められたコースのタイムを1艇ずつ計測する種目)
・H2H (ヘッドトゥヘッド。決められたコースを2艇でスタートし、勝ち残っていく種目)
・スラローム (コース内の決められたゲートをうまく通過する種目)
・ダウンリバー (長い距離を下る種目)
に分かれています。
そのレースラフティングの世界選手権が、来年2017年10月に四国、徳島の日本一の激流を誇る、吉野川で開催されます。
初めての日本での世界選手権開催!その大会への出場権をかけた代表選考会となるプレ大会が、この10月8・9.10日の3日間で開催されました。
昨年のシーズンがオフになる秋。長良川で活動するラフト仲間の一人から、2017年の世界選手権にマスターズのカテゴリーで出場したい!長良川で活動するガイドを中心にチームを結成して先ずは2016年10月のプレ大会に出場しないか?との打診がありました。
正直、ガイド経験が少し長いというだけでレース経験の全く無い僕でしたが、声をかけられた時点でかなりワクワクしたのを覚えています。それからチームの一員として参加の意向を示すまでそんなに時間はかかりませんでした。
そして、年明けのこの3月の晴れた日曜日。参加できるメンバーのみでレースに向けた練習が始まりました。基本的な漕ぎ方の練習からのほぼゼロからのスタート。全く漕げなくてかなり不安を覚えました。と、同時に本気で参加する仲間に迷惑をかける事だけはしたくないと強く思いました。レースラフティングの経験値が全くない僕にとって、他のメンバーと漕ぎ合わせる時間が非常に重要でした。みんなで息を合わせて、みんなの力で、みんなのパドルワークで船を動かすという事は、技術もさることながら、チームワークが必要になります。
それから程なくして、
長良川マスターズ ラフティングチーム 虚空蔵(コクウゾウ) が結成されたのでした。
チーム名の由来は、長良川でのラフティングコースの近くにある、星ノ宮神社のご本尊様が
虚空蔵菩薩というところからきています。今回の大会では、1艇に6人が乗船してレースを行う
カテゴリーでのエントリーとなりました。
4月には、東京の御嵩で開催されたスラロームのみの大会にチームとして参加。初めてのレースラフティングに参加し、あらためて競技の奥深さに気付けました。そして、何よりメチャクチャ楽しかった!仲間と協力し、自分達の思う通りのラインで船を進めることが出来た喜び。レースの緊張感。全てが新鮮で全てが衝撃でした!楽しい!!40過ぎてからこんなに楽しい事に出会うことが出来た、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
その大会以降、毎週火、金曜日の朝5時半からの朝練習が始まりました。みんが仕事をしている中、限られた時間を有効に練習に当てれるように、みんなの意志ではじまった朝練習。よほどの事がない限りは参加してみんなと一緒に漕ぎチームワークを高める努力をしました。何故そこまでする必要があったのか?理由は、吉野川をベースとしたガイドたちで構成するマスターズのチームに対抗するためでした。
このチームは元日本代表や元マスターズの日本代表経験のある方々がいらっしゃる、間違いなく日本トップレベルのパドラーたちで構成された、いわばドリームチーム。そんなすごいチームにどこまで対抗できるのか?他にも北海道、九州で活躍するリバーガイドの方々で構成されたチームも出場するとの事。計3チームがマスターズにエントリーしてる状況。
少しでもレベルの差を埋めるために。そして少しでも自分達の不安要素を無くすために。少しでも自信がもてるよう朝練習を行ってきました。 他にも漕ぎのフォームを安定させるための空漕ぎ棒を作って自宅でも漕ぎ練習したり、筋トレしたり、限られた時間の中で自分が出来うるだけの練習をしました。
この年になって、学生時代の部活動を思い出させてもらえた喜び!この年になって、ついマンネリになっていた日常生活に熱くなれる事を見い出せた喜び!今年の夏はいつになくスパイシーな夏でした。
大会前の1週間はほぼ毎日、朝5時からの朝練が続きました。正直、体は限界に近かったと思います。でもやらないと不安な要素が多すぎて、変な焦りとも戦っていました。
メンバー全員が揃って、吉野川を下った事がないため大会の4日前には現地入りし、初めて吉野川を下るのでした。
いつも練習で下っていた長良川とは比べられないほどの、水流の激しさ。水量。スケール感。そして新鮮な景色。久しく感じて無かった背筋がゾクゾクする感覚。1つ間違えば命に関わる程の激流に、アドレナリンが出まくりでした。練習で下ったんですが、死ぬほど楽しい時間でした。
いざ、本番を迎えました。僕は全種目に出場する事が出来ませんでした。やはり技術面でメンバーの足を引っ張る可能性が高い種目はリザーブに回りました。チームとしてベストを尽くすための戦略なので、チームの意向に従う事になんら異論は無かったけど、正直メチャクチャ出たかったのが本音です。(^_^;)
最終種目のダウンリバーの写真が殆どなんですが、いい写真をたくさん残していただきました。
結果として・・・。僕たちのチームは2位。地元吉野川のマスターズチームが優勝。来年の代表権をとることは出来ませんでした。やはり、強かった。タラレバになるかもしれませんが、経験値の差がハッキリと結果に出てしまいました。慌てない、動じない、レース慣れしている余裕。そして明らかな技術の差がありました。半年では簡単に埋まりそうにないほどの差がそこにはありました。悔しかった。本当に悔しかった。負けた悔しさもさながら、もっと若いうちにレースに関わってたら・・・。そんな悔しさも感じました。
そして、本当に楽しかった!!最後の種目のゴール後、ゴールポイントの景色を眺めて泣きそうになりました。いや、泣いてました。(^_^;)
この仲間と漕げた楽しさをしみじみ感じながら。この半年間の練習が走馬灯のようにフッと頭をよぎりました。ゴールしたら他のチームのマスターズメンバーが、(僕らも含めて)ただの川好きのおっさんになってました。戦い終えた仲間になってました。みんないい笑顔でした。
※マスターズ参加チーム全員で!全国トップレベルのパドルジャンキーの面々!!
いい経験させてもらえました。いい人達に、いい仲間に出会えました。僕にとってのこの大会は、本当に幸せな夢のような時間。僕の人生の中でかなり色濃く残るであろう有意義な時間になりました。
結果以上に、ここまでやれたという経験が確実に僕を大きくしてくれた、そんな大会でした。





