入院すら出産のとき以来の経験で
手術だなんてどんなことになるのか訳わからず
知識ゼロで臨んだ。
病気についてもあえていろんなこと調べなかった。
怖がりなのでねー知識は欲しくなかったの
当日、朝早く点滴ひっぱりながら自分で歩いて手術室に向かった。
ストレッチャーだと思ってたのに。
手術室の入り口でメガネを渡して、ぼやけて見えないまま（視力0.03）家族とバイバイして
ビニールでモコモコしている幅のせまい手術台によじのぼらせられた。
こんな狭いとこ寝て落ちてしまわない？って思ったんだよな。寝相悪いから（笑）
そのまま台の上でまっぱになって、丸くした背中に注射うたれて…
気がついたら重力が重くて重くて身動きできなかった。両肩を重石で抑え込まれてる感じ
点滴やらなんやらでいっぱいつながれて
鼻からノドのチューブでオエオエなるし
酸素マスクが邪魔くさくて
電気毛布してるって言われたけどスッゴイ寒くてガタガタ震えたし
ムスメとムスコが一旦家に帰ってるって聞いてムッとしたし
腹腔鏡じゃなく開腹手術になったって聞いたし
胃だけじゃなくて胆嚢も脾臓も取って輸血したって聞いたし
ガンの初期と言われていたのに進行ガンだったって聞いたし
手術したてホヤホヤの人間に今言わなくてもいいでしょ！ってこと聞かされて、デリカシーのない人だとガッカリした。
改めて一所懸命思い出したけど
もういろんなこと忘れかけてたなぁ
この日から3年たつ
こんなに自由になれてる自分、想像もできなかった。
ありがたやありがたや
そして今日はムスコの二十歳のbirthday
横浜vs東北戦が始まる前にケーキ買いに行ってこよーっと
うちの（？）栗がこんなに育ってます