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いくぜ東北2日目。

この日はお昼から仙台に行く予定だったので、午前中にどこのお店に行くが前日協議し、煮干しはいただいたので、青森ならではの一杯を求めて黒石へ。

弘前駅で麺友さんと待ち合わせて、弘南鉄道で黒石まで35分。駅から出てすぐに目に入るこの一軒家が目的のお店。

 

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津軽百年食堂【すごう食堂

黒石つゆ焼きそばが有名な食堂です。創業は1912年(大正元年)の本当の百年食堂ですね。映画化もされた小説の津軽百年食堂のモデルとなったお店です。

 

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開店は10時ですが伺ったのが10:30くらい。暖簾がかかっているので入店すると無人。声をかけても誰もおらず。

 

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何度か改装されているとは思いますが、店内は小綺麗なレトロぽいお店で、椅子のカバーが新鮮。柱時計は時間になると、時を知らせます。

 

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天井にはポスターが貼られていました。子供のころ、好きなバンドのポスターを天井に貼って眺めながら寝ていたことを思い出します。

 

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メニューは壁に貼られています。お店の方(女将さん?)が戻ってきたのでオーダーです。

お酒が飲めるので、つまみにもつ炒め定食を単品でお願いしそれに日本酒をオーダー。メニュー表の上段がめん類ですが、お目当てのつゆやきそばは、下段にひときわ大きく書かれていました。

 

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壁に5年前の産経新聞に掲載された記事が貼られていましたが、それによると、店主の須郷清さん当時86歳(現91歳)と妹の君さん当時71歳(現76歳)でやられているとの事。女将さんと思ったのは4代目の妹さんだったんですね。

そしてつゆやきそばの出汁は、焼き干し、煮干し、鰹節で取った無化調との事。

 

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まずは日本酒が到着。地元、鳴海醸造店のお酒です。

 

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早速乾杯しいただきます。(●*’v`)ノ▼▼ヾ(o´∀`o)ノ♪🍶

然り冷えた冷酒が体に染み渡ります。

 

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するとモツ炒めの調理が始まり、いい香りがしてきますね。そして着丼!! モツ炒めをあてに日本酒をいただきます。

 

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お酒を飲み終えるタイミングでつゆやきそばをオーダー。ソース焼きそばのいい香りが漂います。そして着丼です。平打ち太麺の黒石焼きそばは、以前からあり提供するお店も多いそうですが、昭和30年代、部活帰りの学生にその焼きそばに温かいスープをかけて食べさせたのがつゆ焼そばのスタートだったとか。

 

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香味油がないそばつゆのようなスープに平打ち太麺、トッピングはニンジンを刻んだ天かす、刻みネギに炒めた肉、玉ねぎ、キャベツ、キノコ。

 

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早速スープからいただきます。

ずずずぅぅぅううう~~。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。キャハッまいぅ~~ラブラブドキドキ音譜

スープの味は甘辛いウスターソース味がメイン。麺から染み出すウスターソースと焼き干し、煮干し、鰹節からとった和出汁が合わさった不思議な感覚のスープ。

 

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麺は平打ち太麺ですが確りした噛み心地があり、存在感のある麺です。この太麺の焼きそばってどんな感じか気になる麺です。

 

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トッピングが面白いですね。焼きそばで標準的な豚肉、玉ねぎ、キャベツの他にニンジンを刻んだ天かす、刻みネギ、キノコ。香味油がない分天かすがその役割ですね。ネギとキノコは日本蕎麦のようです。天かすもそうですね。

 

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トッピング類をマゼマゼしていただきます。

具材と一緒にいただくと焼きそば感がアップしますね。スープに浸かった焼きそばですネ(笑)

 

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サクッと完食。スープはお残し。

後会計しご馳走様をして退店。地方に残るご当地ラーメンを経験しました。

食べ物も文化ですからね。

100年食堂の後継ぎがいるのでしょうか。それが一番の心配です。

ご馳走様でした。ヾ(@^▽^@)ノ 

 

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