Shrek 3
監督:クリス・ミラー
声:マイク・マイヤー、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィー ほか

最初の30分くらいは
なんだか いじめっこの気分でした

Shrek2で負けてしまったPrince.Charmingのその後など
なんとなく 後味悪いかんじ

ネタも、同チームによる"Happy N Ever After (2007)"とかぶっているし



えー いまいちじゃないか




と思ってしまいました





でも、最後までみるとそうでもありません

相変わらず
シュレックは 弱者の味方



人によっては

悪い映画じゃあないんだけど
1,2に比べるといまいち

という人もいます




確かに、1のほうが
きらりと光るものがあったかもしれません・・・


でも、確かに悪い映画じゃありません


悪役じゃない新キャラクターもでてきて
私はエンディングがすごく好きでした

個人的お勧めは
エンディングロールです 笑


あと、足をひっぱてばかりだった
うそのつけないピノキオも

新たな技を手に入れ
あなどれない奴に成長しました



まあ、昼間にみる映画ですよねーーー



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Night on Earth (1991)
ナイト・オン・ザ・プラネット
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ベアトリス・ダル、ロベルト・ベニーニなど

LA、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキ
世界の5つの都市のタクシードライバーが
同じ夜、乗客を交えて繰り広げるヒューマンドラマ
まったくばらばらの5つの物語が楽しめる映画です。

~NYでのヒトコマ~


~LAでのヒトコマ~



観る人によって
「いい!」という物語は異なるはず

私は特にパリとヘルシンキの物語がすきです
Imdbをみると、ローマがお気に入りの人が多いようですが

なるほど、各都市の特徴を際立たせた
ステレオタイプにも近い、様々なジョークがちりばめられています

たとえば、ローマではイタリアならでは神父様が乗客
下ネタ満載の物語

パリでは、アフリカ系移民の人種問題もかすかに。

ばらばらの物語ですが、構造はやはり似ています
タクシードライバーがいて
真夜中にお客を拾う
そして最後はかならず、「ひとり」のシーンがでてきます

どれもが歯切れのいい終わりではないので
次の都市にうつるまで、観た人になにかを感じさせる

不思議な間合いでした

2時間ぶっとおして観るとちょっときついかもしれませんが
ばらばらに観ると すごく楽しめるかと思います

あと、この頃のセッティングはやっぱり古くて
どこかおもちゃ臭いところもすごく愛らしい

なんとなく観る映画として オススメです☆

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The Straight Story (1999)
ストレイトストーリー
監督:デイビット・リンチ
出演:リチャード・ファンズワース、シシー・スペイク

これを映画館でみたとき、私はまだ中学生だったと思う。

主役リチャード・ファンズワース扮するアルヴィン73歳
長年音信不通だった兄に会いに 
トラクターに乗ってひとり 旅にでる というロードムービー



中学生だったあのときも良いと思ったけれど
少し年を取った今 もう一度みてみると もっと良い
もっと年をとってから観たら、またきっと違うものを感じるに違いない

頑固じじいアルヴィンは
自力で旅をするということにこだわる

途中、車で送ってあげようなんていい人にも出会うのだけれど
「これはやりとげなきゃいけないんだ」といって断るアルヴィン

なんだかその気持ちがすごくよく分かる

他でもない自分のためにやり遂げる何かって絶対あると思う
それをやり遂げないと、一生後悔するし
それこそ「兄」に顔向けができない 

そういう思いを貫くアルヴィンはすごくかっこよい

「年をとること」っていうのは
年をとってみないとわからないと思う

兄弟と喧嘩して絶縁状態になったり
トラウマになる過去があったり
若い頃の自分が忘れられないだけに
その記憶が今の自分を苦しめる

落込んでいるときにこの映画をみたら
なんだか すごくリラックスできて 心が穏やかになった

何度も何度も頻繁にみる映画じゃないけれど
何度みても なにか新しいものが得られる そういう映画だと思う

これは 奇作ばかり作り続けるデイビット・リンチの本当の姿なのかもしれない
解釈は 観る人の自由

だから観る人が変われば 観えるものも変わるんですね

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