90年代のアニメ

「忍空」のラストエンディング曲
「それぞれの明日へ」

この歌詞は、

「卒業」をテーマにしているなー
と前々から思っていまして、
今回、題材に挙げさせていただきます。

 


もっとも「卒業」といっても、
中学→高校や、高校→大学ではなく、
学生から社会人への巣立ち
をテーマにしたものですけどね!

 

 

 

 

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以下、歌詞と私なりの見解
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>西陽ゆれる 見慣れたこの階段
>明日からは違う場所へ続いてる


違う場所、それはつまり「社会」ですね。


>皆誰もがちょっぴり大人の顔
>それぞれのドア求めて歩き出すよ


学生を卒業したからといってすぐに大人になれるわけでもない。
しかし、意識することで大人ぶった顔になる。
「それぞれのドア」とは、
卒業生個々によって異なる働き先を意味している。


>守られてる日常が当たり前になっていた
>勝手気ままな僕らたちはこれから…


親の保護下にいることが当たり前だった学生時代。
しかしこれからは違う。
社会に出れば行動に責任が伴う。
はたして勝手気ままだった自分たちは
その社会の中で生きているのだろうか?


>大きな流れの中で何度迷うだろう?
>それでも前を見ていたい


社会という大きな波の中、
未経験である新卒生は悩み迷うこともあるでしょう。
それでも前を見ていたいという希望を表現。


>空はあまりに広くて不安になるけど
>ゆっくり自分の景色を探していきたい


社会は広い、だから迷うし不安にもなる。
でもそんな迷いに左右されるのではなく、
自分の意志を常に強く持っていたいという気持ちの顕れ。


>寒い風に吹かれてた街路樹も
>いつの間にか春の色に染まっている


冬から春へ。
卒業シーズンですからね。


>やがて季節は巡って僕も変わっていくのだろう
>そしてまたいつかこの道 歩くとき…
>その時、この目の中に何が映るだろう?
>あの日の空は見えるかな?


社会に出ることで否応なく変わっていく自分。
同じ景色、同じ場所(状況)に立ったとしても、
価値観が変われば見え方も変わる。
その時でも今と同じままでいられるのかな?
という気持ちを表現している。


>どんなに時が経っても あの瞳のまま
>ゆっくり自分のページを捲っていきたい


まあ、社会に出れば価値観は変わるので
絶対にありえないことだけど。
この時の自分(卒業生)は
変わらない自分を夢見ているものだろうし
そういう願いを込めた詩である。