
これもその昔、友達からの紹介で観た映画。
1975年のアメリカ映画。
ジャックニコルソン演じる、マクマーフィーという主人公が刑務所に入ることを逃れるために、精神病を装って、精神病院へ入院するのだが、その中での出来事が主な題材。
当時の精神病院の管理体制に反撥する人間の尊厳と自由を描いたケン・ケーシーの代表作といわれている。
早い話が患者と強制的な管理をする病院側との攻防である。
まだ観ていない人もいると思うので、ネタバレしないように書くのは難しいが、病院で起こるマクマーフィーとチーフの友情は感動的だが、それはスッキリするような涙ではなく、切ない、悲しい結末だ。
2人にしかわからない友情。

これを見たときはやはり、若かった私は、精神病について、正直偏見も持っていただろうし怖いと思う部分もあった。
邦題もちょっと意味がわからなかったが、今回調べたらラストのシーンは、マザーグース(イギリスの童話集)の詩が元となっているそうだ。
Vintery, mintery, cutery, corn,
Apple seed and apple thorn;
Wire, briar, limber lock,
Three geese in a flock.
One flew east,
And one flew west,
And one flew over the cuckoo's nest.
『One(1人)Flew over(脱出する)The cuckoo's nest(精神病院)』
なるほど。
やっべー、泣きそうになってきた。
