著・池井戸潤氏の「下町ロケット」がドラマ化されましたなぁ。
小説を読む機会は結局ないままだし、内容もざっくりとしか把握してなかったけど、蒲田民としては嬉しいところ。
しかも主演が阿部ちゃん。これはもう楽しみだなーなんて思って観てみました。
。。。うん。
確かに半沢直樹シリーズぽくて「んな事あるかいっ」と思ってしまうほどの極端ぷりがかえって清々しくとても面白い。
面白いけど。これ。下町の「町工場」の話だよね?? ドラマでの佃製作所、デカすぎね??
従業員200人て。。。(^^;;
僕はてっきり、街角にある小さな小さな工場(こうば)がステージだと思ってました。
ただの勘違いなのかもしれないけど、ちょっとがっかり。
というのも僕は小さい頃、二軒隣に住む親戚のじいちゃん、ばあちゃんが営む小さな町工場に大変お世話になってたガキだったから。
広さ4間もないくらい。従業員は多い時で5.6人。常に薄暗くて油臭くて機械の音がうるさくて。今振り返っても何のどの部品を作ってるのかさっぱり分からない行程をひたすら繰り返すその空間には。目まぐるしく過ぎる作業スピードとは対照的に、じいちゃんの美しい口笛の音がゆったりと流れている。。
そんな工場はガキンチョの僕にとって憩いの場であり、遊びの場でもありました。
じいちゃんばあちゃんには孫がいない事もあったからかな。めっちゃ甘やかしてくれてww
忙しいだろうに空気を読まず登場する悪ガキをとても可愛がってくれました。
不要になった端材を磨いて遊んだり(御手伝いしてるつもりは。。なかったかなw)、チョークをもらって道路に落書きしたり。
工場の中ほどは危ないからと入れてくれなかったけど、いついってもニコニコ出迎えてくれるじいちゃんばあちゃんが大好きでした。
常に薄暗くて油臭くて機械の音がうるさい工場が大好きでした。
よく取引先へ車で納品に行く時も一緒に連れてってくれたり、必要品の買い物について行ってチョークを買ってもらったりしてましたなぁ(チョークばっかww)
そうそう。「車で出掛ける」という事を逆手にとって、当時大嫌いだった習い事のプールの日にワザとじいちゃんに無理言って車の中に隠れていた事もあったなぁ(^^;;
結局のガキの浅知恵、すぐ見つかってこっぴどく叱られたけどね。
今はもう。じいちゃんは亡くなってしまい、ばあちゃんは余生を地方で過ごしております。
工場も当然ありません。僕の3つ子までの魂をかたどった思い出の場所には今、知らない人が住んでます。
。。僕にとって町工場とはこういう事で。
経営とか買収とか倍返しとかまったく無関係な角度から見ていた「ネバーランド」だったのです。
だから下町ロケットには何の罪もないけど「こんなん町工場ちゃう!!!」と1人心の中で思ったのでした。
しかしもう2話を観終わって、とりあえず「僕の思い出はともかく」という視点で見る事が出来ているようです。
ドラマはドラマ。これはこれで楽しみにしながら。久々にじいちゃんの墓参りに行こう。そしてこう言おう。
「じいちゃん、ばあちゃんの町工場、カッコよかったぜ!!!」。