スペインに行ってきました。
待ちに待った新婚旅行です。
ずっと転勤時期が重なり行くのを諦めていたので、
急遽行けることになりバタバタでしたが、それはそれは嬉しく、うきうきしたものでした。
ですが。
ふわふわした日記はひとまず置いといて。
今回、久しぶりに乗った飛行機から見下ろした光景が忘れられなくって。
ここにその時の気持ちを綴っておこうかな、と、
思います。
----------------------------------------------------
今回の渡西は、カタール/ドーハ経由の長旅だった。
行きはDとかEとかの真ん中の席で、雲の上にいるであろう自分を窓から確認する術もなく、
映画などをひととおり楽しみながら移動した。
計20時間のフライトだったから、機内食は4回も食べたし、ドリンクの配給は12回もあった。
トイレに行ってはストレッチを組み込んで、わざと時間をかけて席に戻ったりしたが、
そんなことをしても飛行機は思うようには着かなかった。
けれど、ビールを飲んだりワインを飲んだり、暢気で愉快なものだった。
----------------------------------------------------
マドリードに着いてからバルセロナまでの旅程は後に気が向けばまたUPしようと思うが、
9日間、そりゃーもう楽しかった。飲んだし食べたし、歩いたし。
恋するバルセロナ、などとよく耳にするけど、まさに行ってみて体感した。
正直ホントに恋した!!!!!バルセロナ。(いつかまた行くと心に誓うほど。)
話の多くは今回はここで端折るけど。。。
----------------------------------------------------
帰りの飛行機もまた、カタール航空のお世話になり、
行きとは違って、今度はFとかJとかの窓側席をあてがわれ、
私は狙ったかのように夫を通路側に追いやり、当然のように窓側席を死守した。
なぜなら、我が夫も私も窓から景色を眺めるのが好きなのだが、
我が夫は東名の高速バスの事故の一件以来、危ないからと優しさをアピールして、
理由を付けては私に窓側席を与えてくれなかったからだ。
(ホントは自分が外の風景を楽しみたい、との理由だと思う、、、)
旅行の道中でのバス移動は全て夫が窓側席だったので、
最後の飛行機だけは、どうやっても席取り合戦に勝利したかったのだ。
----------------------------------------------------
バルセロナを16時頃に経ち、飛行機は夜に向かって出発した。
(旦那さんが発したセリフ。素敵な言葉だったのでここで↑引用します。笑)
まだ日が落ちる前の、地中海、ティレニア海、イタリア/ナポリなどの上空を飛び、
綺麗なライトブルーの空と、眼下に見える地形、自分たちの乗ってる飛行機の翼を、
うまーく携帯のフレームの中におさめようとスマートフォンを構え、何枚も写真を撮った。
どれも綺麗だった。
雲の形が変わり行くのを見ていたら、いつの間にか寝てしまっていたようで、
機内の照明は暗く落とされ、窓のカバーが落とされ、
飛行機のゴーというエンジン音以外は、シーンとしていた。
周りを見渡すと寝ている人が大半で、迷惑をかけないように、
そっと窓のカバーを数㎝ずつ上げてみると、
時間の経過と共に、時差の関係でスペインで過ごしていた夜より早めに夜が来て
濃いコバルトブルーと真っ赤なグラデーションの上に、白く輝く三日月が現れた。
トルコ/アンカラの上空だった。
ぼんやりトルコは親日が多いって聞くな~。
次はトルコに来るのもいいな~。そんなことをぼんやり考えながら、
カバーを降ろしてまた眠りについた。
----------------------------------------------------
1時間ほどして、はっと胸騒ぎがしたかのように目が覚めて、ふとまた外の景色が気になった。
数㎝ずつカバーを持ち上げ、そっと窓に鼻先を近づけていくと、
そこには見たこともない、CGを駆使したアニメのような光景が広がっていた。
なんというか、ジブリの世界というか、まるで風の谷のナウシカのオウムが、
そこかしこに点在していて、洋服の虫食いみたいに、色んなところを食べてしまって、
そこが光ってるみたいな。
私の無知な頭は、全くもって何の光か訳が分からず、目が釘付けになった。
加えて真っ赤な三日月。
ついさっきまで、白く澄んだ月だったのに、
どうしたのだろうか、まるで血がながれているような月の様子。
胸がザワザワして、そこから繋がっている肩や腕は少し震えてきていた。
即座にフライトインフォで調べてみると、そこは中東イラクの上空だった。
中東のどこのエリアかは詳細には特定できなったけれど、
この真下が武力紛争地帯で、警戒ランプや非常灯が光っているのだとしたら。。。
それとも原油地帯で24時間稼働しているだけなのだろうか。。。
そこからずっと眠らずに、目が釘付けになり、
首が回らなくなる最後の最後まで光が闇に消えて行くのを見届けた。
----------------------------------------------------
帰国後。
あれは何の光だったのか。
あの赤い月が中東の人々を照らし、何を見ているのか。
ずっと考えています。
テレビをつけると、エジプトではデモ隊に対する治安部隊の制圧行動が映し出され、
シリアでは米国が軍事介入するかのようなニュースが流れています。
世界は広い。 でも近い。
無関心ではいられない。
知る努力をしなければいけない。
あの赤い月を見て、そんな危機感が今私の中でふつふつと湧いてきています。
----------------------------------------------------
以上、思いのままに。溢れた感覚の羅列。整理。メモ。