不安になりながらも、妊娠できたことが嬉しかったので気にしないようにしていた。
大丈夫だろうと思いながら診察の日が来た。
先生「何か悪阻とか体調の変化はありますか?」
「何もありません」
先生「…では内診をしてみましょう」
先生は分かっていたと思う。
先生「袋だけ大きくなっていて赤ちゃんは育っていないかもしれません。」
「ダメだったという事ですか…?」
先生「残念ながら稽留流産ですね。誤診だといけないので念のため、1週間後にまた来てください」
それから先生は慣れた感じで淡々とこれからの説明をしてきた。
私が通っていた病院は掻把手術はせずに、自然に次の生理を待ち流産させる方法を進めていた。
仕事とかの関係があったりで希望すれば掻把手術もできる。
でも掻把手術だと子宮内に傷ができる可能性もあるので、自然に流した方が体の負担は少ないですよ、と。
私も初めは淡々と聞いていた。
でも聞いているうちに実感が湧いてきた。
来週も受診してと言われたけど、100%ダメなんだ。
涙が出てきた。
一度流れると止められなった。ボロボロ溢れてきた。
それでも先生は淡々と説明した。次の受診までにどちらにするか考えておいてと。
分かりました。と答えて診察室を出る時、看護師さんに声を掛けられた。
「大丈夫ですか?気持ちが落ち着くまで別の部屋にいますか?」
1人で泣くのも虚しいので大丈夫ですと答えて診察室を出ました。
このあたりからあまり覚えていません。
考えたくなかった。
でも取り敢えず旦那に電話で報告した。
「ダメだった…。赤ちゃん育ってないって…」
また止まっていた涙が出てきた。
旦那には「泣くな」と言われた。午後から仕事休んで帰るから自分で帰れる?と聞かれた。
私が一人で居たくない事を悟ってくれたんだと思う。
一人で帰れる。と言って車で泣きながら帰ったの覚えている。