もちこのゲーム紹介4~LSD~ | 株初心者もちこのゆるゆる株日記
こんにちわ、もちこです。
突然ですが、あなたはゲームとは何だと思いますか?
聞いておいて申し訳ありませんが、私には未だに明確な答えがありません。
きっとゲームをやっている人も、やっていない人も、様々な答えが存在することでしょう。
なぜ突然禅問答のようなことを言い出したのかというと、数あるゲームの中には【ゲームとは何か】という壮大な疑問を抱かせるものが存在しており、今回紹介するゲームも、まさにそんなゲームの一つだからです。
そういう意味では、もしかしたら最も有名なゲームかもしれません。
タイトルは【LSD】。
1998年にアウトサイドディレクターズカンパニーが開発、アスミック・エースエンタテイメントより発売されているゲームで、ジャンルはドリームエミュレーターというこのゲーム独自のものです。機種はPS。
タイトルからして嫌な予感がしたでしょうか。素晴らしいです。その嫌な予感は大正解です。
一応ゲームの括りに入れられていますが、ゲームなのかどうかすら怪しい、ひたすら歩き回るだけのゲームです。ひたすら歩き回るとは言っても、元祖西遊記スーパーモンキー大冒険のようなものではありません。(ある意味では似ているかもしれませんが)
このゲームを一言で表現すると【起きて見る夢】です。
私も大好きなフリーゲーム【ゆめにっき】にも影響を与えているであろうと言われているゲームで、一風変わった奇ゲー好きの間では非常に有名な作品です。
現在はゲームアーカイブスで配信中ですが、もともと発売されていたPSのソフトはプレミアがついて高額で取引されています。
※2020年10月現在は30,000~50,000くらいで売っているようです。
面白いと感じるか、面白くないと感じるかは非常に分かれるゲームでもあります。
人によってはクソゲーですが、別の人にとっては神ゲーでもあるのです。
どんなゲームか気になりますよね。
早速紹介したいと思います。
夢のはじまり
ゲームがはじまると、主人公の一人称目線で謎の場所に立っています。
どこかの部屋のようですが、特に場所の説明もありません。
ただ、どこか普通の家ではないような、おかしな造形です。
それもそのはずで、このゲームの世界は「夢の中」なのだそう。
主人公は夢を見ているだけなので、特に何かをするわけでもなく、ただ歩き回るのみなのです。
脈絡も意味もない世界
夢の世界には様々なステージが用意されています。
LINKと呼ばれる特定のオブジェクト、または壁やドアにぶつかると、別の場所に移動することができますよ。
飛ばされる場所に脈絡はなく、
真っ暗などこかの橋の上、
誰もいない日本の古い町並み、
何もない草原、
沈没船の沈む湖、崖から浮いているヨットなど、
奇怪な世界ばかりです。
そんな世界を歩き回る内に、唐突に1日が終わります。
そして何事も無かったかのように2日目が始まり、また謎の空間をワープしながらただ歩き回り、1日が終わります。
変化する景色
ストーリーは全く存在していませんが、ゲーム内で日数が経過するごとに、徐々に辺りの景色が変化し始めます。
家の壁におかしな模様が滲み出し、床に意味の分からない文字が敷き詰められ、空の色や草原の色はサイケデリックな色に変わり始めます。
世界が徐々に壊れはじめているようにも、徐々に元の世界に戻っているようにも、その変化には何の意味もないようにも見えます。
ただ、どれだけ日数が進んでも、ストーリーらしいストーリーはありません。
ちなみにゲームオーバーもありません。
意思を感じさせないキャラクター
夢の世界には差様々なキャラクターが登場します。
近づくと消えてしまう人影や、触れるとワープしてしまう着物姿の人間らしき人、こちらに向かって走ってくる獣など、いかにも夢の中らしい脈絡の無さです。
彼らはこちらに向かって何かアクションをすることはありますが、言葉をしゃべることはありません。
唯一意味のありそうな人物が、真っ黒な男性の影のような存在です。
彼に触れてしまうと、それまでプレイしてきた内容のリプレイを見ることができなくなってしまいます。
ただ、やはり彼もどういった存在なのかはわかりません。
意味のわかるものは何もない
時折、短いムービーや誰かのメモのような詩のようなものが出てくることがありますが、大体内容の意味は分かりません。
夢の内容をメモしたものでしょうか。説明がないのであれこれ思いを巡らせることが楽しいです。
まさに夢らしく、誰かの思い出の断片を組み合わせたような、どことなく不気味でありながらなぜか懐かしく、入り込んではいけない世界のような壊れやすさを感じます。
現実逃避をしたいときや、意味のわかるものに疲れたときにうってつけのゲームといえますよ。
【元祖西遊記スーパーモンキー大冒険】は意味のあるものを作ろうとして意味がないものを作ってしまった結果のクソゲーでしたが、本作は意味のないことを楽しむゲームといえるかもしれません。
【アクアノートの休日】や【ゆめにっき】のような【何もせずに世界を楽しむゲーム】は一定数存在しますが、そのどれもが非常に根強いファンが存在します。
このゲームも一部の層に非常に人気になっているため、現在でもPSのソフトにはプレミアがついているのでしょう。
あなたもぜひ、サイケデリックで奇天烈な夢の世界を散歩してみてくださいね。
では、今回はこのへんで失礼します。また今度。
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引用元:もちこのゲーム紹介4~LSD~