こんにちわ、もちこです。

 

ですね。いよいよ本格的な夏です。
7月があまり夏らしくなかったためか、8月で急に夏めいてきたように思います。

 

夏といえば夏フェス。
今年はレッチリも来たりして非常に盛り上がっていますよね。
明るく、賑やかな音楽の祭典で盛り上がる夏。音楽らしいノリの良さとハイテンションに彩られる季節です……。

 

 

ですが、そんなときこそ家でジメジメした音楽を聴いてみようじゃありませんか。

 

今回紹介するのは【倉橋ヨエコ】
音楽のジャンルはジャズ・歌謡曲。

どろりとした人間の暗いものを、美しく狂気じみた明るい声で歌うシンガソングライターです。

レトロかつ鮮やかで毒々しい色のメロンソーダを飲みながらご覧ください。本当に倉橋ヨエコの世界観に似合います。

 

 

 

 

私が初めて倉橋ヨエコの曲を聴いたのは、この曲。

 

 

 
【夜な夜な夜な】という曲なのですが、とにかくネガティブな力強さがあります。
このMVはファンの方が作られたものなのだそうです。凄まじいクオリティと情熱。

 

言葉に嘘や飾りがなく、正面から全力で暗い部分を放出している感じがして良いです。回り回って、いっそ前向きにも思えます。(いやでもやっぱり暗いですね)

 

サラッと聴くとNHKのみんなの歌で流れていそうな雰囲気もありますが、容赦なく暗く疲れた世界観です。
ヒステリックで明るく高い声が綺麗で狂気じみていて格好いい。

 

 

 

 

歌詞と力強い歌声とが重なって、不器用な執念のようなものを感じます。
全体的に綺麗で上品なので、不思議と聴きやすいのも魅力です。

 

 

 

ここまで紹介すると、とんでもない暗い歌謡曲ばかりのようにも思えますが、倉橋ヨエコの作品は暗いものばかりではありません。

むしろ驚く程明るいものもあります。
【あんドーナツ】とか【春待ちガール】とか【恋愛テム】なんかはかなり明るいです。(気になったら是非聴いてみてください!)

 

こちらも同じように、嬉しくてどろりとした気持ちをそのまま表現しているので、かなり甘いお菓子のような作品です。

好きなアーティストが幸せそうな歌を歌っていると、こちらまで嬉しくなりますねw
特に倉橋ヨエコの場合は暗い曲がかなり多いので、たまに突き抜けて明るい曲を聴くとほっとします。

 

 

表現が難しいのですが、倉橋ヨエコの作品は自身から湧き出たドロドロしたものを、工場でほとんど処理を施さず、原液に近い状態で出荷しているという感じもします。
濃くて強烈なものがお好きな方にはたまらないものでしょう。

 

そして、なぜか倉橋ヨエコの作品は夏にピッタリなのです。
なぜでしょうか。でも本当にピッタリ合います。毒々しい緑のメロンソーダが飲みたくなるんですw

 

 

ただ、残念なことに倉橋ヨエコは2008年に【廃業】しているのです。
前触れもなく突然の廃業だったので非常に驚きましたが、廃業の理由は「最高の作品が生み出せたから」なのだそう。

アーティストとして素晴らしい理由だと思います。
ダラダラと続けることせず、スパッとやめてしまう引き際まで本当に美しいです。

 

 

今も音源は購入可能なので、気になった方は是非チェックしてみてください。
では、今回はこのへんで。

 

 

 

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引用元:情念の滲む歌謡曲が好きな人にオススメ