ブログを書く、ということを通じて
文章を書く、という作業に慣れたい。

小学生や中学生のような子どもの頃は
文章を書くことが好きだった。
物事に対する自分の考えや、趣味、好きなことに
特化した文章が多かったけど
国語の授業で文章を読んだり、感想を書いたり、
当時流行っていた「リアル」を見るのも更新するのも好きだった。

いつしか、段々と文章を書くことが少なくなり、
大学院の修士論文も苦労して書いた記憶がある。
今でも会社に提出する技術報告書は筆が進まないし
毎月のヒヤリハットも言葉を捻り出すのが精一杯。

しかし、社会人5年目にして漸く気がついた。
社会的責任のある大人になるほど、
作文能力、国語力が求められる。
国語が出来ない人は、「仕事が出来ない人」となってしまう。

例えば、技術報告書。
内容としては、自らが試行した実験内容や開発状況などを
データ付きで数ページの文章として纏めるものである。
実験施行と技術報告書提出が1サイクルとして定着していて、
実験の都度纏めるというのが理想的。
しかし、文章を書くことに億劫な人は、
技術報告書の作成を先延ばしにし、
後からイヤイヤ書く羽目になってしまう。
終いには、提出せずに開発終了となってしまう。
技術報告書をキチンと残せない人は、
会社にとって成果を残せない人と同義と言えるだろう。
技術報告書を提出すれば、それは会社の知的財産となる。
技術報告書を残さなければ、最終的な成果があったとしても
その過程の実験は、ただ人件費や諸経費を浪費しただけだと見なされる可能性がある。


端から国語が苦手で、文章を書くのに時間が掛かってしまう人もいる。
私のように、いつしか文章を書くことが嫌になっている人もいる。
しかし、他者との繋がりによって成り立つ世の中では
特に、ビジネスの場においては、
文章を書き、読んだ者に「伝える」ことが重要である。
「伝える」ことによって、相手に理解してもらえなければ
人は動かない。お金もモノも動かない。


評論家のような文章になってしまったけど
まずは自分の思いを言葉にする練習のつもりで
気軽にブログを書いていきたい。