介護実習記録の書き方

介護実習記録の書き方

介護実習の目標の立て方や実習記録の書き方に悩んでいませんか?
稚拙な文章で申し訳ありませんが参考にして頂ければ幸いです。

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稚拙ながら以下に実際に提出したレクリエーション実施計画書・報告書の一
部分を掲載します。


塗り絵としては難易度の高い「きいちのぬりえ」に挑戦し、コミュニケーシ
ョン能力の欠如並びに諸々の事情により見事に失敗しました。


・レクリエーション実施計画書


【実施目標】


  機能訓練という一面を利用者に悟られないレクリエーションの実施並び
 に利用者の幼少時代における生活状況の情報収集を行う。


【実施目的】


  幼少時代の記憶を思い起こしそれを人に話すことによる脳の血流量増加
 による活性化並ぶに指先を使うことでの身体機能の維持の期待と、情報収
 集ツールとして有用であるかの確認


【実施内容】


  「きいちのぬりえ」


【対象者】


  上肢どちらか一方が可動できる女性利用者【参加予定者:四名】


  ※実はフロア主任に対し本計画書並びに対象候補者の選定者と選定理由
   を記したリストを提出していたのですが、実施日当日の実習指導者に
   連絡が伝達されていなかったのと、当日の朝の申し送りで私の方から
   具体的にどのようなレクリエーションを行うという発言をしなかった
   ためフロアの大半が参加されることになってしまい手が拘縮してクレ
   ヨンを持つことができない利用者まで参加されました。


・レクリエーション実施報告書


【実施内容】


  「きいちのぬりえ」


【変更点】


 ・参加人数四名のつもりが実際は十五名が参加
 ・テーブル使用数が目の届く範囲の一テーブルから参加者増により四テー
  ブル使用、職員も四名が参加
 ・実施予定時間十五分を見込んでいたが実際には九十分と長丁場になった


【利用者からの講評】


 ・やったことがない、上手くできない、興味がないからやらない
 ・絵柄が難しい
 ・蜜蝋クレヨンは色は綺麗だが硬くて使いづらい


【職員からの講評】


 ・利用者との接し方にムラがある
 ・利用者を上手く参加させる声掛けができていない


【考察】


 ・やることがなくて退屈と仰られる割には拒絶反応が強くみられた
 ・懐かしいということで幼少期を思い出し話が弾むのかと思いきや、適切
  な声掛けを行わないと意欲を持たれないことが分かった
 ・手が拘縮して塗り絵ができない利用者は当然強い拒絶反応を示されてい
  たが、職員による適切な声掛けや塗り絵作業は職員が対応するにより、
  最後には「これ貰える?」という嬉しいお言葉を頂くことができた
 ・一部の利用者からは小学生の頃の疎開していたときのお話も伺うことが
  でき、情報収集のツールとしては有用であると考える


※後日談


  当日、職員の方が気を利かせて利用者の各居室に塗り絵を飾って下さい
 ました。
  実習生が去ったら撤去されるのかと思っていましたが、介護実習Ⅲで同
 フロアを担当した実習生からはまだ貼っていたよとの連絡を頂きました。


※塗り絵の留意点


  朝日新聞(2010年12月02日)の夕刊に「デイサービス 尊厳を求めて」と
 いう記事が掲載されました。
  高齢者の福祉施設でのデイサービスを体験した父が、大きなキノコが二
 つ描かれただけの塗り絵を「作品」として持って帰り、まだ判断力もある
 のに、まるで幼稚園のようで胸が痛んだという趣旨の投書がありました。