なんの関連もないのにふと思い出す出来事の話
動物の死のことが書いてあるので注意です
横断歩道で黄色い旗を振る黄色い服に黄色い帽子を被ったおじさんがいる
通学児童を安全に横断歩道を渡らせるために誘導したり車を止めているおじさん
ああいった人たちの正式名称はわからないしボランティアなのがアレで生計を立てている人なのかも分からない
とにかく毎朝見かけるおっさんがいる
すごく雨が降っていた日
1年前に事故して鞭打ちした首が痛むし、雨が降ると仕事が忙しくなるし、帰りたい、全てがめんどくせえ、みたいな気持ちを抱えながら出勤するために車を運転していた朝
いつも通りの通勤途中の横断歩道で黄色いおじさんを見た
通り過ぎて少し離れた道路の真ん中に黄色い旗が落ちていた
通学児童誘導おじさんが持っている旗は普段、横断歩道の近くにある電柱やガードレールに設置されている横断旗入れに入っているはずなので、道路に落ちているのは恐らく風で飛ばされてしまったのだろう
雨に濡れている旗を見て私はなぜか昔見た記憶を思い出した
母の運転する車の助手席に座ってぼんやり海を眺めてたら、急に何にもない道で車が止まった
当時海沿いの田舎に住んでいたので、信号も横断歩道もない道で車が止まったということはたいてい事故だった
対向車側に歩道を挟んで観光施設があり、こちら側の車線には他県ナンバーの車が歩道に乗り上げて、少し白線を超えて止まっていた
事故とかではなく、ただの路駐だった
車の向こう側の歩道で、人が三人程いて談笑していた
警察が交通整理をしているわけでもなく、ただ対向車が来ないタイミングを見計らって車が走っていくので、
この観光客の車がこの渋滞を作っているんだな
と思った
対向車が来ない間に車の横を通り過ぎると中型犬が道路のど真ん中に倒れていた
轢かれたんだろうか
どこの犬だろうか
楽しそうに話す人の反対側に死にかけた犬がいる
車を挟んで矛盾した光景があった
そんなことを思い出した朝だった
最悪。
おわり。