コメントお返し前の更新で申し訳ありません。
入院中にかろうじて書き溜めてた出産レポを更新させてください。
38w6dにあたる9月21日木曜日。
8:20
11:50
計画無痛分娩で3058gの女の子を出産しました。
少し長めですが、一気にレポ書いていきます。
前日入院。
15:30
処置開始。
この時点で子宮口は1.5センチ。
水風船みたいなミニメトロを子宮口に挿入。
子宮口を3センチくらいまで広げる処置をする。
そのあとは普通に夕飯食べて就寝。
メトロ挿入の生理痛のような痛みと
緊張感で眠れぬ夜を過ごす。
翌日7:00
分娩処置開始。
点滴(絶飲食のため水分補給のもの)と分娩監視装置を付ける。
この時、妊娠中の運動不足が原因か
点滴が刺さらずアチコチ刺されてすでに気分が凹む。
8:20
医師による内診、破水処置。
パシャ!!!っと水風船を割ったみたいに
暖かい羊水が流れ出る。
特大産褥ナプキンを着けられて待機。
8:30
院長による硬膜外麻酔処置と子宮収縮剤投与開始。
…が!!!!
ここでトラブル発生!!!!
院長「あ…」
嫌な予感しかしない院長の呟き。
私は硬膜外麻酔処置のために
体育座りして身体を丸めて寝転んだ体制で
身動きもできないまま成り行きを見守る。
首を動かすな、と言われているので何にも見えない!!
そして、なぜかいきなり人が集まり出して
採血が始まり、血圧計が着けられて
ものものしい雰囲気。
何!!怖い!!!!
ちなみにここまで何の説明もなし。
一通りことがすんだらしく、
硬膜外麻酔をやり直して助産師が簡単に説明。
「傷つけちゃいけないところに
針が刺さったから採血した血で穴を塞ぎました。
もしかしたら頭を高くすると頭痛がするかも…」
とのこと。
なんだなんだ!?と思っているうちに
アイタタタタタタ!!と脊椎を登って来る頭痛。
すぐさま分娩台のリクライニングを下げてもらう。
頭を下げると少しマシ。
産後に調べたところ。
硬膜に刺すはずの麻酔針が
髄膜まで達したらしく、髄液が漏れだして
頭の圧が下がったため頭痛が起きたとのこと。
自然にも治るけれど、ブラッドパッチと言う
自分の血液を投与して緊急的に穴を塞ぐ処置をするらしい。
採血された理由はコレか。
で、そのブラッドパッチがこれっぽっちも効いてないw
でも麻酔をすでに投与してしまっているので
無痛分娩のためにはこのまま続行するしかないみたい。
まさかの酷い頭痛に耐えながら
(麻酔は下半身にしか効かない…)
分娩はどんどん促進されていく。
院内全体で共有できる分娩監視装置の音と
定期的に血圧を測ってこれまた院内で共有する
血圧計が無言で動作する。
10:00
面会時間になる。
「無痛分娩の初産は平均午後15時〜16時頃に産まれるからあまり早くご主人が来ても疲れちゃうよ」と
院内説明会で聞いていたので、
夫には余裕ぶっこいて
「12時くらいに昼ごはん食べてから来ればいいよ」
と伝えてあったので夫の姿はなし。
硬膜外麻酔失敗の件もあるし
不安になって夫にラインで連絡。
「できるだけ急ぐ」
と言われたけど…。
10:30
助産師が子宮収縮剤の投与チェックと内診。
アレ?点滴が減っていない…。
血管が細くて入っていかない模様。
点滴針を刺し直しをするも、漏れて腕が腫れ上がる。
もちろんここも麻酔効いてないので痛い…。
結局、左手から右手に変更されて
産科用のぶっとい点滴針を4〜5回ブスブス刺される地獄を味わう。
内診は
「子宮口5センチ。
内壁柔らかいから意外と全開になるの早いかもね!
赤ちゃんもだいぶ下りて来てるよ」
と。
11:00
このあたりから我慢できない痛みが!!!!
思わず「イタタタ!!」と声が出る。
どうやら左側だけ麻酔の効きが悪いみたい。
冷たい保冷剤的なものを押し当てられても
右は何も感じないのに左は冷たい事がわかる。
助産師から「麻酔やりなおす?」って聞かれたけれど、
すでに1回やりなおしてるし、麻酔刺すたびにリスク上がるって聞いていたから保留。
なんとか痛みを逃す方法を考える。
あとから思い返すとアレは骨の痛みだったと思う。
子供が骨にガンガン当たって痛かったんだな、と。
骨の痛みは硬膜外麻酔では除けないので仕方がなかったかな。
左半身の麻酔の効きが悪かったのは確かだけど。
このあたりで今朝から絶飲食だったこともあり、
水分の点滴はしてるけど口がカラカラになったので
唯一飲めるOSー1ゼリーを注文。
多分本当は美味しくないんだろうけど、
冷たさに超癒された。
11:50
夫到着。
急ぐって10分かよ!!!!と心の中で突っ込む。
この時点で骨盤痛と頭痛のダブルパンチで
言葉を発する気さえ失せていて夫には塩対応。
頭を抱えて悶えてる私。
何がなんだかわからずにオロオロする夫。
とうとう痛みに耐えられなくなって
麻酔の針の刺し直しを助産師に依頼。
その前に内診をさせて、と助産師。
診てみると子宮口全開。
「いきめば産まれるかも。
麻酔刺し直すよりいきんで産んでしまえば?
いきむと気も紛れるよ」
と提案される。
そのまま分娩スタート。
いきなり助産師3人体制。
お腹押す人と子供受け取る人と…あと何してたかな?(忘れた…)
夫は枕元で私の頭を持ち上げるお手伝い。
分娩監視装置の波形を見ながら助産師が
「はい!いきんで!!!!」と声掛け。
そしてお腹をギュギュギューーーーとすごい力で押される。
ぐえ、吐く…!!!!
吐き気と戦いながら次のいきみ。
「声出さないで!!!!」って言われるけど
お腹のNSTの装置の上を押してるから痛くて痛くて声が漏れる。
単純にお腹が押されて痛いんだってばー!!!!
あとで見たらあざになってたし!!!!
計5〜6回いきんだかな?
「次で産まれるよ!!」と助産師。
医師がやって来て会陰切開。
その次の瞬間、娘誕生





ただ泣かない…
羊水をたくさん飲んでたみたいで吸引されて
やっと産声が聞けました

私はただただパニックで涙 笑
一瞬、私の胸の上に娘を乗せられて「ご主人、撮影してください」と
夫はピント合わせるのにアタフタw
その後、夫は退出して
医師に縫合してもらったり処置を受け、
娘をこわごわ抱っこした夫が登場。
1時間くらい夫と娘と談笑タイム。
でも私は前述の頭痛が辛くて頭が上げられないので
写真どころじゃなかった…。
そのあと、娘は新生児室に。
夫は退室。
頭痛がひどい私は再登場した院長にブラッドパッチを再度受けるが、
出産で貧血&低血圧になった私からは血がなかなか抜けない。
アチコチまた注射針で探られて腕が穴だらけに…。
なんか散々だなぁ…とボンヤリ思う。
点滴針の件もあったので、もう針はコリゴリです…。
注射苦手じゃないから耐えられたけど、
注射嫌いな人なら泣いてると思うくらい
あちこちブスブス刺された。
正直痛かった!!!!
無痛分娩自体は最後まで冷静に話せるくらいには
麻酔が効いていたので、
トータルではすごく身体がラクでした。
助産師さんも分娩中すっごく優しくて、
とても癒されました。
病院自体が無痛推奨と言うだけあって
ちょっと危惧してた『無痛だから平気でしょ?』
みたいな対応されなくて一安心。
誘発開始から約3時間半の安産でしたが、
無痛分娩のリスクをたっぷり味わった出産でした 笑
まさか自分がこんな目に遭うとは!!と言う感じでした。
無事だった今だから笑えるけど、
麻酔が失敗した時は怖かったなぁ。
夫もギリギリ立ち会えてよかった!よかった!
夫は長丁場覚悟で来たみたいだから
来て30分くらいでいきなり娘が生まれてびっくりした事でしょう。
また思い出したら追記するかもしれませんが、
ざっと覚えてる事を書かせて頂きました。
計画無痛分娩を予定している方はこんなこともあるよーと思って読んで頂ければ、と思います。
予期せぬ頭痛でパニックにはなりましたが、
医師たちはきちんとリカバリーしてくれたし
特に大事はなかったのでご心配なく 笑
ちなみに私が出産したのは、神奈川で無痛分娩ならココ!と言われるくらい有名な某産婦人科です。
気になる方はメッセージ頂ければ、お伝えさせて頂きます。
麻酔失敗の話がなければ書いてもよかったんだけど、ちょっとね…。