私はずーっと前から生理不順でした。


12歳で生理が始まってから一定の周期で生理が来たことなんてないと思う。


当時の私ときたら呑気なもので、しんどくて面倒な生理なんて遅れれば遅れるほどいいと思っていた。


でも、その事をずっと心配してくれてた友人が何度も「婦人科で診てもらいなよ!」って助言をくれていた。


度々、それを曖昧な返事でやりすごしていた私。

そんなやりとりが10数年交わされて、私が観念して婦人科に初めて行ってみたのは先月のこと。


もちろん受診を勧めてくれた友人にすぐさま連絡。


「やっぱり私問題があったみたい!」


今まで何度も診察を勧めたのに断り続けてた私を非難する事もなく、原因がわかってよかった!治療はどうするの?と心配してくれた優しい友。


PCOSの事から排卵誘発の事まで話して、年齢も年齢だから出産を優先させたいという話をした。


それからも度々連絡をくれる友人。


でも、その度に


不妊治療進んでる??」


って言われる事に最近自分の中でわだかまりが出て来た。


確かにクロミッド使ってるし、不妊治療っちゃ不妊治療なんだけれども…。


自分の心の狭さが嫌になる。


誤解がないように言っておくけど、私は別に不妊治療している方にネガティヴな気持ちはない。
子供を望む気持ちは不妊治療だろうが自然妊娠だろうが同じだと思う。
単純に手段の違い。

でも不妊と言う言葉は重い。


この一言はなかなか医師以外の他人から言われたくない。


何なら夫から言われるのさえ気分が沈む。


不妊…って言葉の重みは他人が軽々しく発言してはいけない言葉だと思う。


昨今、ネットを見ると不妊治療の情報が散乱している。
それで一般的だと思われがちだけど、不妊に直面している本人からするとすごく切実な問題だ。


どうして自然妊娠できないんだろう?って言う疑問は自分は女性として欠陥があるんじゃないか?というところまで当人を追い詰める。


頭ではわかっていても心では受け止められないくらい不妊って言葉は深くえぐって来る。


できたら「妊活」って言ってくれないかな?


友人にメールでやんわりと言ってみた。
友人はいまいちピンと来ていないようだけど、わかったと言ってくれた。


不妊治療だって総称すれば妊活だ。
子供が欲しくて活動するんだから。


what's up?なノリで「不妊治療はどう?」と聞かれても、同じ悩みを共有する間柄ならともかく、一度も不妊の局面に立たされた事のない人に複雑でデリケートな医療の話をするわけにも行かず答え辛いんです。


代わりに「妊活はどう?」って聞かれると少しリラックスした受け答えが出来る気がする。


なんかここまで愚痴愚痴と書きましたが、心配してくれている友人の気持ちはわかっているし、友人が悪いとは思いません。


ただ、私の受け取り方の問題。


自分の心が狭くて嫌だな~と思ったのと同時に他の人はどうなんだろう?と思ったので記事にしてみました。