「ワイは毎日悪夢を見てる」

と彼が言いました。

「なんの?」

って聞くと私を指差しました。

私といることが悪夢なのです。

それを聞いたときの私の気持ち分かりますか?

凹んでいるのに気づいたのか彼が私の機嫌をうかがって笑います。

私はなんとも言えない気持ちです。

「ミキばっかり欲しいもの買って好き勝手してるよな。大きい車が欲しいって買って、狭い部屋に住みたいって引っ越しもして…ワイは我慢ばっかり。ワイが言いたいことなんでも黙ってるん知ってるか?なにもかも我慢してる!」

お昼もそうも言われました。

私は別に大きい車なんて欲しくなかったです。

ただ、彼が欲しい欲しいって言ったから買って。

私は前の車で満足してたのに。

ローン組みたくないって言ったのに、ローン組んで買って…

私が乗ってるから気に入らないのかなんだか…

だって他に車ないし、私名義だし…

引っ越しだって、今のところは家賃が高すぎるから変わろうって言っただけなのに。

引っ越しの名義だって全部私、全部全部私。

いいよね。

パッといなくなったらいいだけだから。

自分は痛くも痒くもないんだから。

後のことなんて知らないって言えばそれでいいんだから。

私は?

ローン払って…親兄弟に笑われてバカにされる。

「ほらみろ。あんなに反対したのに結婚するからだ」

って言われて、従姉からは

「ざまあみろ!」

って笑われる。

それが嫌だから私は、あんな彼にしがみついてるのかもしれません。

悲しくてバカらしくて涙が止まりません。

いつでも、どこでも流れるんです。

私にはもう何もない。

帰る家も将来の夢も…

だから嫌われても彼の側にいるしかないのです。

普通の夫婦が羨ましいです。

なんでも言い合えるそんな夫婦になりたかったのに。

いつもいつも私は言葉を押し殺しています。

私たちってホントに夫婦なのかな?

私が別れようって言ったら彼は手を叩いて喜ぶんだろうな。