活発な子供、小菊として舞台の上を駆け抜けた4日間でした。
そして伊藤えん魔さん、共演者の皆様、サポートして下さったスタッフの皆様、右も左もわからないまま勢いだけで飛び込んだ私を受け入れて下さり、沢山のご助言と経験を下さり、本当にありがとうございました。
私はジョーカーハウスの前回の冬の公演を拝見していました。それがとても面白くて、その日は満たされた気持ちで。
そのしばらく後にワークショップの話を聞き、実際に参加し、ものすごい衝撃を受けました。表現者として欠けてるものがこれほどあるということがとても情けなく、涙が出てくるのを何度もこらえた事を今でも思い出します。もっともっと芝居について追求してみたいと思いました。
ですが、前回公演で素晴らしいものを拝見したことの憧れと、その中に私が入っても良いのだろうかという葛藤がありました。
何人もの友人に相談し、中には経験者に話を聞いてくれた人もおり、何度も背中を押され、私はシアターKASSAIの舞台の上に立つことができました。
ご助言下さった皆様には感謝してもしきれません。あなたのおかげで、私はあの場所に立つことができました。
何者にもなれないと思っていた私は、子供にも、鬼にも、近衛兵にも、鉄砲兵にも、剣士にも、姫にもなることができました。
正真正銘初めての舞台をジョーカーハウスの皆様とご一緒でき、本当に本当に良かったです。
私は本当に人に恵まれ、幸せです。
公演が始まる前には毎回必ず小菊の軍配に気持ちを込め、小菊が殺されるシーンの前には半兵衛様の無事を祈り、豆柴こと土方様の身を案じ、私なりの小菊の気持ちを体の中に注ぎ込みました。
私はこれからも表現方法を問わず芸術作品を作っていきたいと思っています。今回の舞台の経験は必ず活かします。この経験は一生忘れません。
本当に本当に、ありがとうございました。
小菊、共に闘ってくれて、ありがとう。