最初の50kmは平地。
長ーいトレインが形成されて中々バラけない。
後ろからだと夜道に真っ赤なテールライトとヘルメットライトが果てしなく続いていて不思議な景色だった。
更に自分の後ろにも並んでいるのが分かり圧迫感があった。
速い連中が追い越しながら隙間を探し割り込んでくる。
これは結構危ないかも。
これだけの人数が居ると当然速度が上がる。
と、前の方が団子状態で停止していた。
止まってみると知った顔とバイクが倒れている。
N氏だったので声をかけてみるともう1人倒れていた。
道路の段差にタイヤを取られて落車したらしい。
N氏はなんともなかったようだ。
そうこうしていると後続から次々と追い越されていく。
どちらも大したことは無さそうだったのでリスタートする。
今の落車を見て皆んなに合わせて速く走る必要がないことを思い出す。
ブルベはレースではないのだ。
時間内にゴール出来れば良いのだからな。
1位もビリも価値は同じ。
それからはマイペースで走る。
平地だと追い越される事が多いのでほぼ最後尾になってきたようだ。
PC-1南条SAに到着。
自転車は押し歩きで裏からSAに入る。
時間は余裕だ。
しかし気分はPC-3の気分だ。
それもそのはず自走含めて120km以上なっていたからだ。今のところ睡魔は無いが脚に疲労がたまっていた。
睡眠不足だと筋肉の回復がいつもより期待できない。気休めにバンテリンでも塗っておく。
リスタート。
今庄の看板が見える。
暗くて分かりにくいが春のBRM丸岡200kmのコースだったかな。それなら近くにサイクリングターミナルもあるはずだ。
気がつくと既に通り過ぎていて山岳地帯に突入していた。そして雨が降り出す。
ガーミンの所に一羽の蛾がしがみついていた。
ふっと息を吹き付けても離れないように必死にしがみついていた。
しばらくそのままにして置いたが雨が強くなってきたので指で弾いて飛ばした。
前の方にランドヌールの赤いテールライトががチラチラと見える。
何人かポツポツといたので順番に追い越していく。正直登りでしか追い越せないのが辛い所だ。
10人くらい追い越してから合羽を着た。
今回は前後ホイールにフェンダーを装備しているので上半身にビニールの合羽着るだけで十分。
それも背中のポケットの財布とブルベカードを水から守るためだけに。
フェンダーのお陰で全く背中や腰が濡れずに済んだ。
足元も上から降ってくる雨以外跳ね返りが無いので中のソールまで染みてこない。
装備してきて良かったよ。
今後長距離で天候が不安定な時は常備しよう。
長々と坂を登りきると後ろには誰も見えなくなっていた。そのままダウンヒルで引き離す。
下った先に銭ヶ岳の看板。
雨も小雨になってきた。
PC-2セブンイレブン木之本インターに到着。
簡単に補給してリスタート。
琵琶湖の横に出る。
直ぐに現れた道の駅に立ち寄り歯磨きをする。
ブルベ中に歯を磨かなくなると人間ではなくなるような気がするからだ。
その間に峠で追い越した数名に追い越される。
そろそろ日の出の時間だな。
写真を撮っているとまた2人のランドヌールに追い越される。
こうして今回もギリギリ隊の仲間になっていくのであったw。
続く。







