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前回「すしざんまいの社長ソマリア海賊消滅(≧∇≦)b」というほんの3行程度の記事を書きまして、後から気になったので関連概要を調べました。

●知らない方の為に概要。
ソマリア沖及,アデン湾の海峡が海路の要所で、ここを抑えられると石油等全世界に影響が出てしまう。実際に海運保険料率の引き上げや民間・国軍合わせ、警備・軍事費の為180億ドル世界貿易コスト押し上げられたとも言われる。(約2.2兆円)

そんな要所なので元々海賊が存在していたのですが、2005年から活発化し、各国から軍が警戒警備に派遣されるような状況に。

2010年からは海賊行為がさらに激増し世界を脅かしました。
ところが2013年以降ほぼ0になった。
これが実は、すしざんまいの社長の漁業支援によって海賊が転職して漁師になったお陰という内容の記事から「すげえ!」「本当だったw」等ツイートされ拡散されました。
その内「もともと時期的に海賊は減少傾向にあった」等の意見も出るようになりました。

この件について調べた内容です。

●ソマリア地域への自衛隊支援概略

◆2009年3月13日ソマリア沖・アデン湾における海賊行為対処の為の海上警備行動発令。翌3月14日、海上自衛隊の護衛艦2隻ソマリアに。

◆2009年6月19日海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律(海賊対処法)が成立。新法施行の7月24日以降「海上警備行動」→『海賊対処法』に切り替えて警備行動。

◆2011年7月7日日本はジプチに航空自衛隊の基地建設。また海上からも海賊取り締まりを実施。

※2011年頃より当海域での海賊行為が激減している。

◆2012年すしざんまいの木村社長ソマリアに漁業支援交渉の為訪問。

●木村社長と「海賊消滅」に因果関係は無い。
木村社長が訪問した時期にはすでに自衛隊等の警戒により海賊行為は減っていた。
また大旱魃も軽減していた。この事などから、すしざんまいの木村社長と「海賊消滅」に因果関係は無い。とする見方も在るみたいですね。

●でも『木村社長も海賊を消滅させた要因である』と思います。
「海賊消滅」と木村社長漁業支援に因果関係は無いという見方も在るみたいですが、
『木村社長も海賊を消滅させた要因である』と思います。

「職を与える支援(漁業支援)」や自衛隊警備が海賊行為消滅の原因の一つだと考えます。
また、「職を与える支援(漁業支援)」と同様にまだメディアに公に成っていない、
各国の職を与えるような「根本的解決の為の支援」の賜物なのでしょう。
つまり『木村社長も海賊を消滅させた一人』と言えるのではないかと

そこで素朴な疑問が出ました。

Q.そもそも海賊達は何故海賊に成ったのか?
A.政情不安、大旱魃等から職が無く海賊でもしないと食べられなかったから。

調べて見たら食べられなかったのが大きな原因の一つのようでした。別にバイキングの血を引いてて突然遺伝子が先祖返りスパーク覚醒して海賊になった訳ではなく、

政情不安(内戦状態) × 東アフリカ大旱魃 = 食糧難

政情不安(内戦状態) = 「仕事」が無い。

政情不安(内戦状態) = 「福祉」も無い(無政府状態)

政情不安(内戦状態) = 「備蓄食料」も無い。待っていても支援はほぼ無い。

食う為に海賊に成る人が居た。

※データ上海賊行為が多かった時期と東アフリカ大旱魃の時期がぴったり一致しています。唯でさえ政情不安(内戦状態)な所に持ってきて東アフリカ大旱魃
(2010年~2011年)で海賊が激増したのでしょう

※東アフリカ大旱魃
2010年から2012年東アフリカを襲った大規模な旱魃。
「過去60年間で最悪」とも言われる。
2年近く暴威を奮い、2012年2月2日国連は飢饉の正式な終息宣言しました。
だが危機(根本原因)解消の為引き続き支援が必要と意見。
※政府機能停止の為医療制度崩壊状態、国民はまともな医療と支援を受けられない。

木村社長が漁業支援交渉で訪問したのが、徐々に旱魃が解消され始めた2012年頃。
これから復興という時期に訪れたんですね。

●もし食べる事が出来ていたら海賊しなかった?
食べる事が出来ていたら海賊行為等は無かったかも知れないし、在ってももっと少なかったかも知れないですね。と言うのが、宗教戒律的に非常に厳しい民族地方
のようで、HIV感染率のデータで見ると同じ地域の他国に比べずば抜けて低い感染率を誇り、厳格な民族柄が少し垣間見えたような気がしたのです。

HIV感染率のデータで見ると、アフリカ全土で比し極めてHIV低感染率国家の一つ。ソマリ社会のムスリム気質、ソマリ人のイスラーム的モラル固守気質がある。(WIKI)

1987年推定HIV感染率 成人の1% 
2007年推定HIV感染率 成人の0.5% (危機的状況だと子孫残そうとする本能がある人間が内戦中にもかかわらず)

●比較用HIV感染率
2007年(サハラ以南アフリカ)2,240万人 世界の感染者数の67%(エイズ関連死亡者数の72%がこの地域)大人の20人に1人がHIV陽性者と言われていた。
主な地域
スワジランド26.1%
ボツワナ23.9%
レソト23.2%
南アフリカ18.1%
ナミビア15.3%
ジンバブエ15.3%
ザンビア15.2%
モザンビーク12.5%
マラウイ11.9%

格差が物凄いです。

●復興時期に訪問協力。
「旱魃が解消され、政情も少し安定してきた時期に訪れた事で棚ボタ的に名声を得た」
見たいなニュアンスの意見も見受けられました。

運が良かっただけみたいな。
でも災害って復興時期が一番重要だと思うんですよね。東日本大震災から約5年たちましたが、東北、福島まだまだ復興の苦しさがあるはず。

ソマリアも旱魃解消されたからって直ぐに安定して食べられる環境にはなりませんし、仕事がある訳でもない。

食べるものと仕事が無ければ結局いつかは海賊に戻ってしまう。
「食う為に何でもやる」それが「仕事」な訳で、
「仕事」選べない状況ならば海賊に戻ってしまう人も居る。

●漁業支援交渉の為訪問の結果。
復興時期の2012年。おそらく食べる物もろくになく、仕事も無い時期でまだ危険だったでしょうね。そんな時期に漁業支援交渉の為訪問した結果。

・マグロ漁の技術と船が無い → 船を4隻と漁の技術提供
・冷凍倉庫が無い → 冷凍倉庫使えるように。
・IOTC(インド洋まぐろ類委員会)未加盟で輸出不可 → ソマリア政府へ働きかけ加盟
・販売先無し → すしざんまいで買取。

全て解決してるんですね。でマグロ漁が事業として成り立つ事で、色んな仕事が増えて、雇用環境が増えるのかな?

まず
「漁師」 漁に出て魚とってくる。
「荷揚業」 港で船から魚おろしたり?捌くのもこの人たち?
「包装」 場合によっては業者になるのかな
「冷凍業」 大概冷凍保存が必要でしょう。
「運送業」 陸路と海路かな?
「卸業」 一旦全て買い取り?中卸もあるのかな?
「販売店」
「造船」 船の製造やメンテ?
「小物商?」 釣具等で金物や、紡績業も活性化?

各事業で店頭店員、現地作業、会計、営業等で多くの雇用が生まれ、
雇われた人達は得た賃金で生活必需品を購入する。
そんな購買意欲(需要)から、服飾やらなんやら購入。
そうやって購入され、物が消費される事で供給(製造業の活性化)を促し・・・。
と、事業を生んで行く事で消費供給構造が進化構築されて行き、
その内もしかしたら政情不安(内戦状態)さえも解消されてしまう、
そんな第一歩になってしまう事をこの訪問で実現されたのかも知れないと思いました。

●政情不安(内戦状態)さえも、解消。
長い民族の歴史からイギリス、オランダ植民地も経験し、
就任した大統領が暗殺(1969年)されたり民族間での相互不信、
禍根が拭えず1991年以降ソマリアには中央政府が存在しない紛争状態。

そんな中、2012年以降一個の事業(漁業)が成立して動いてるんですよね。
その事業はまだ雇用も小ないかも知れないけど、
IOTC(インド洋まぐろ類委員会)加盟したお陰で外貨を得る手段の一つの正業になってる。
十分凄い事だと思う。

ソマリアで正業で賃金を得る人が増えれば事業者も増えるでしょう。
事業者が増えて行けばいつか争いあってた民族地域同士で交易する需要が出るかも知れない。

たとえ争いあってた地域民族同士だとしても「利益がある」ならば取引は成立して行く。
始めは「利益がある」からの取引だったとしても取引が頻繁になれば、
いつかは「信用」(しんじてもちいる)って概念から、
「信頼」(しんじてたよる)関係になるかも知れない。
互いを頼みにする関係が続く事でいつか政情不安(内戦状態)さえも、
解消してしまうかも知れない。

そんな可能性の一つの事をなさったのではないかと考えました。

流石社長、GJ(≧∇≦)b。

すしざんまい美味しいけれどちょい高めかな~私には。
お酒飲むのであっという間に4000円オーバーしてしまう。