【気になるネット業界】ユニバーサル、4曲500円のベストCD。[日経産業/20100609] | 室伏善夫のスマートフォンする社長ブログ

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【CD生産額・「コンパクト・ベスト」第一弾CD】

ユニバーサルミュージックは、CDの販売戦略をテコ入れします。

シングル、アルバムに続く第3のCDとして、4曲入り500円の
低価格タイプを投入します。

企業の販促活動にも、役立ててもらいます。

CD市場は、若者たちの「パッケージ離れ」を背景に、
年々縮小しています。

音楽配信の成長も鈍化していて、ユニバーサルは、CDの販売強化が
生き残りに不可欠と判断しました。

新タイプのCDで、重要掘り起こしを急ぎます。

新CDシリーズ「コンパクト・ベスト」として、6月23日、
全国販売します。

第一弾として、米人気グループ「ジャクソン5」の代表曲集と
レディー・ガガなど、人気アーティストのヒット曲シリーズの
計2タイトルを発売します。

CD店や一部コンビニエンスストアなどで展開して、
2作品合計で、3万枚の売り上げを目指します。

「コンパクト・ベスト」は、当面、ポップスやクラシック、
ジャズなど、洋楽の過去のヒット曲を中心に収録する計画です。

邦楽旧譜の取り扱いも、検討しています。

商品は、2ヵ月に1回ペースで、各回2~3タイトルを売り出します。

1曲あたりの価格は、125円と、音楽配信サービスの「着うたフル」
(300~400円)より、安く設定します。

また、「コンパクト・ベスト」を異業種企業向けに特注品として
制作することも検討してます。

CDジャケットに企業のロゴマークなどを付けて、
販促物に活用してもらうといったことを想定しています。

ユニバーサルは、企業向け販促支援サイトを立ち上げるなど、
企業間取引を主力事業に育成する計画です。

その1つとして、同シリーズの活用を視野に入れています。

さらに、ユニバーサルは、「コンパクト・ベスト」とは
別に、月末から、現行規格で最高音質を誇るSA(スーパーオーディオ)
CDを売り出します。

良質な音で名曲を聴きたい熱心な音楽ファン向けの商品と
位置付けていて、旧譜を活用した販売戦略を多角化します。

2009年のCD国内生産額は、前年2008年比16%減の約2,460億円に
とどまっていて、11年連続で減少しています。

対象的に若者を中心に普及したきた音楽配信も、ここにきて、
成長が伸び悩んでいます。

ユニバーサルは、価格を抑えた新CDシリーズの投入で、
若者たちの購入意欲を刺激して、パッケージ全体の
販売拡大につなげる狙いです。