【モバイル】携帯電話の最新情報 -8ページ目

モバイルニュース Apple、携帯電話メーカーの利益シェア52%。幹部に巨額ボーナス

すでにご存じと思うが、AndroidのモバイルOSに関しては、最近良いニュースが多い。Nielsenのおかげで、それを再確認できた。AndroidはモバイルOSのリーダーであり、いまや米国スマートフォン市場シェアの43%を占めている(7月は39%だった)。一方、AppleのiOSは同時期に28%を維持し、大差の2位だった。

もちろん、Appleではちょっとした垂直統合が起きており、モバイルソフトウェア市場シェアでGoogleに大きく遅れを取りながらも、スマートフォンユーザーの28%全員がiPhoneを使っていることもあり、今四半期もまたトップ製造会社となった。ハードウェアは大きくApple側に傾いている。

さて、iPhoneは2011年Q3に出荷された携帯電話機中4.2%と、比較的小さなシェアしか占めていないにもかかわらず、Appleは業界の全利益の半分以上を稼ぎ出している。そうなのだ。 Canaccord Genuityのアナリスト、Mike Walkleyによると、全世界の携帯電話メーカートップ8社の中で、Appleは総営業利益の52%を占めている。見事な数字だと思うかもしれないが、第2四半期の57%から下がった結果である。

比較して、Samsungは29%(昨期は18%)、HTCは9%、RIM 7%、Nokia 4%だった。Appleの営業利益シェア52%は、iPhoneの出荷台数シェアが比較的少ないことを考えると目覚ましいと言えるが、Samsungの急成長もまた注目に値する。

Walkleyによると、Samsungが、主としてAndroid Glaxy S IIによって11ポイントのシェア増加を達成した一方で、RIMとNokiaは下降を続けている。もちろん、多くの人々がRIMの将来を悲観しているが、少なくともNokiaはWindows Phoneで存在感を見せ、米国市場に参入して沈みかけた船を救おうとしている。

ちなみに、同アナリスト(および調査会社)によると、Appleの新iPhone 4Sは、AT&T、Sprint、Verizon(米国の三大キャリアー)で最も売れた機種であり、iPhone 4は ― 次機種が発売されたにもかかわらず ― 未だに各キャリアーの売れ筋機種である。9to5Macが言うように、電話機が古くなると、利幅が大きくなるのだろう。これらの機種の人気上昇に伴い、Appleは2011年Q4に、2900万台のiPhoneを出荷すると、Walkleyは予測している。

それだけではない。このSEC提出書類の変遷が示す通り、Appleの幹部たちは、〈好調な会計年度(収益1000億ドルを超えた年)に対する報酬〉を受け始めている。同社は株式100万株を幹部上位7名に対して与え、彼らが2016年まで在籍すれば大きく財布を膨らますことになる。最近インターネット・ソフトウェア&サービス担当SVPに昇進したEddy Cueは、10万株を制限付き株式として受け取った。うち25%は2014年9月に取引自由な株式となり、残りは2016年9月にその権利が与えられる。

他の6名の幹部は、それぞれ制限付き株式15万株を受け取り、50%は2013年6月に、残りは2016年3月に取引権を与えられる。現在のAppleの株価に基づくと、15万株を受け取った幹部にとって、その日は約6000万ドルの給料日ということになる(6人の内訳は、iOSソフトウェアSVP、Scott Forstall、ハードウェアエンジニアリングSVP、Bob Mansfield、SVP兼CFO、Peter Oppenheimer、全世界製品マーケティングSVP、Phil Schiller、SVP兼法務責任者、Bruce Sewell、事業担当SVP、Jeff Williams)。

Appleの新CEO、Tim Cookはこれらの最新提出資料では言及されていなかったが、彼はCEO就任時に株式100万株を授与されており、50%が2016年8月、残りが2021年8月に取引可能となる(それまでCookがApple従業員であった場合)。

というわけで、モバイルソフトウェアでGoogleが上昇を続ける一方で、そのハードウェアと、iPhone 4(そして今iPhone 4Sも)による世界支配によって、Appleとその幹部たち、両方が現金を手に入れつつあるようだ。

画像を提供してくれたAlistair Israelに感謝する。


(翻訳:Nob Takahashi)

モバイルニュース 【物欲乙女日記】女子向けスマートフォン登場!キレイは手元からやってくる!?

 こんにちは、新人編集者のユナです。関係ないけど、編集部スタッフの机があまりにも汚い!編集長のパソコンはケースに入ってないし、デスクの机にはコンビニから買ってきたおにぎりがそのまま……どこで作業するんですか?ってな状態で、こんなところで女子力なんて磨けません!

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……そんな毎日で、もんもんとしている私に降りかかってきた指令。それは「スマホの新作発表会に行け!」ということ。

 締切り原稿てんこ盛りの私に、
「NECの新製品に女子向けスマートフォンがある」「女子力を勉強してこい」「取材できるのはお前しかいない」とデスク。女子力という言葉に反応してひょいひょい引き受けたものの、どうも騙されたような……。

■“キレイ”をゲットするトータルアプリ「MEDIAS BEAUTY」

 やってきたのは、NEC本社ビル。会場となったレセプションルームがある43Fからの眺めは、息をのむほどのパノラマビュー。そこでお披露目された端末が、NECカシオモバイルコミュニケーションズのスマートフォン“MEDIAS”の2011冬モデル。その“MEDIAS”シリーズのうちの1機種が、女子向けアプリとサービス満載の、女子のためのスマホ「MEDIAS BR IS11N」です。

 「MEDIAS BR IS11N」はbrilliantの略。つまり、使う人をキラキラと光り輝かせるっていう意味。Android 2.3を搭載し、3.6インチの液晶ディスプレイを採用するスマートフォンです。サイズは約59×119×11.9mm、重量125g。59mmという薄さが、片手で操作しやすそう。約808万画素のメインカメラと、約32万画素のサブカメラを搭載しています。防水、防塵機能に対応しているのもうれしいところ。タッチパネルが“肌の乾燥具合や季節によって操作感を変えられる”というのも女子的にはポイント。カラーは、シフォンホワイト、ラグーンブルー、ブリリアントピンクの3色。

 とりあえず外見はいい感じです。まあ、女子向けスマホってんならこれくらいはやってくれないと。では、カンジンの機能のほうはどうなんでしょうか? 実は、今回の「MEDIAS」新シリーズには「MEDIAS BEAUTYメニューアプリ」がプリインストールされています。「MEDIAS BEAUTY」というのは、11月下旬から始まるという、美容とファッションをテーマにしたサービスの総称のこと。とにかく、女性ならちょっと気になるであろうアプリが満載です!

 まず試したのは「Beauty up Camera」。これは、内蔵カメラで撮った自分の顔に「アイシャドウ」「チーク」「ハイライト」といった好きなアレンジができるアプリ。「小顔」「黒目強調」「口角アップ」など、ふだんのメイクでなかなかできないことも本格シミュレーションができちゃうんですよ。こういうのって、画像が粗くてあまりキレイじゃなかったり、大げさすぎて正直アテにならなかったりすることが多いんですが、これはすんごく画面がクリア! 微妙なニュアンスも分かるから、そのまますぐにメイクを試したくなる人もいるんじゃないかな?

 “女子力アップ”のためのモードというのもあって、例えば「目力アップモード」は、目の周りを印象づけるメイク、「女子会☆姫キラモード」は、張り切りメイクで友だちよりも“キラキラ感”を出したいときに。「はんなり和美人モード」は、おっとりした表情の提案までしてくれて、いろんなメイクのアレンジが試せるんです。

 続いて試したのが「Beauty up Navi」というアプリ。「アイメイク」「チーク」「ハイライト」をうまくアレンジするにはどうしたらいいか、自分に合った方法をナビゲートしてくれます。例えば「アイメイク」は、3色のアイメイクをどういうふうに塗ればいいか、お手本が画面下部に表示されるといった具合に。それを見ながら、スマホを鏡のように使ってメイクするんですが、画質がきれいだから塗れている感じがよくわかる。取材を忘れて思わず真剣にメイクしちゃいました(笑)。

 そういえば、デスクが「自分をかわいく撮影するには斜め上から撮影すればいい」と言ってたけど、これを使えば、簡単に自分を偽る、もとい、“ぶらっしゅあっぷ”することができる!うーん、手が勝手に動く動く~。

 こんな女子のためのスマホを紹介してくれたお姉さまは、ブランド&プロモーション戦略グループマネージャーの有満さん。「これまでの携帯電話はみなさんの生活を大きく変えてきました。これからスマートフォンで変えていくものの第一歩として、女性のビューティーをサポートしたいと考えました」「女性だったら自分をより美しく見せたいと誰もが思うもの。そのためにスマートフォンがライフスタイルパートナーだったり、自分の鏡だったり。そういうベターハーフな関係性があると思います。すべてのユーザーの“こうなりたい”という欲求を満たせるようにしたいですね」。おぉ、すごい説得力。

■MEDIAS女子部って何だ?

 メイク意外で気になったのは、ファッションコーディネートが楽しめる「Style up Closet」。早速、今日来ているこのノーカラーデニムジャケットの写真を撮ると……自分の服が自動で切り抜かれる~!! ついでに、クローゼットに登録されているアイテムをピックアップして画面上で合わせれば、思った通りのコーディネートが出来上がる! このトップスとあのボトムスはこんなふうに見えるのか、この色とあの色って合うのね…なんて妄想がグルグル。リコメンド機能ではファッション通販サイト「fashionwalker」とのコラボしていて、オススメアイテムやランキングも表示されます。

 共同基盤開発本部の雨宮さんは「Style up Closetは、ネットで服を買うことに抵抗のない若い層から上に幅広く広がっていく感じがします。サイズをキチンと選んで試着できたり質感が分かったりすればもっと便利になるだろうし、まだまだやりたいことの半分もできていません。あと、外見だけではなく、マナーや知識といった内面も含めてトータルサポートしていけるように、これからもいろいろと試していきたいですね」と熱く語ってくれました。

 しかし、担当の有満さん、雨宮さんのおふたりが何やらしゃべってる合間に聞こえてくる、「MEDIAS女子部」というフレーズが気になって気になってしょうがない!
なんでもMEDIAS女子部は、「MEDIASユーザーの女性向けコミュニティサイト」だそうで、みんなどうやってスマホを活用しているのか、アンケート結果の公表や座談会もやってたりしてコミュニケーションできるサイトなんだって。
そうそう、みんなといえば、さっき「Beauty up Camera」のレポートをしたけど、この「MEDIAS女子部」では、「Beauty up Camera」の写真やメイクした画像をみんなに共有することができるそうで。

 常々「美容&ファッション系の記事がやりたい!」と編集長に訴えてる私。どうせスマホを持つなら、「BR」みたいな女子力アップスマホを持ったほうがいいですよね。色もかわいいし、ちょっと本気で検討しようかな~。


モバイルニュース BlackBerryのシステム障害でiPhoneに傾くヨーロッパ市場

 私が米国を初めて訪れたとき、BlackBerryが広く普及しているのに驚かされたものだ。ほとんどのビジネスユーザーは、カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerry端末、あるいは当時発売されたばかりの初代iPhoneを使っていた。そのころ、ヨーロッパではBlackBerryをあまり見掛けることはなかった。最もよく見掛けたのがフィンランドのNokia製の端末、そして米国の場合と同様、とてもトレンディーな初代iPhoneだった。

※関連記事:iPhoneはBlackBerryの代わりになり得るか?
→http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0708/20/news02.html

 それから数年後、Nokia製端末を取り巻く状況はもちろん変化したが、BlackBerryはいまだに北米ほどの市場シェアを獲得するに至っていない。RIMのプラットフォームは技術マニア向けの製品で、使いこなすには高度な技術知識が必要だと考えられているからだ。そういった状況にもかかわらず、このスマートフォンを使っているユーザーのほとんどが、同ブランドに高い忠誠心を抱き、他の機種を試そうともしないくらい満足している。

●BlackBerryの落日

 だがそれはつい最近までの話だ。現在は状況が違う。RIMはわずか3日間で、ヨーロッパ(および極東やアフリカなどの地域)のユーザーが、BlackBerryからiPhoneあるいはGoogleのAndroidやMicrosoftのWindows Phone搭載スマートフォンに乗り換えることを真剣に検討するという状況を招いてしまったのだ。

 BlackBerryユーザー以外の人々にも既に知れ渡っているその理由とは、ヨーロッパ全域ならびに世界の多くの地域で同端末が3日間にわたって使えなくなったことだ(編注)。

編注:2011年10月10日にヨーロッパ、中東、インド、アフリカで障害が発生し、同12日にカナダ、中南米、米国に波及。13日に全地域での通信が回復した。RIMはアプリケーションの無償提供やテクニカルサポート1カ月無料などの補填策を発表している。

 しかも、ユーザーが同端末を購入した最大の目的である電子メールの送受信ができなくなったのだ。Webブラウジング、BBM(BlackBerry Messenger)、Facebook、Twitter、Foursquareといったサービスも利用できなくなった。ロンドン近郊にあるRIMのオペレーションセンターで大規模なシステム障害が発生し、そういった事態に備えたバックアップ対策も機能しなかったのが原因だ。パニックに陥った同社は3日間にわたってシステムを復旧することができず、危機管理広報も後手後手に回った結果、ただでさえ厳しいヨーロッパ市場での事業崩壊という事態に突き進み始めた。

※関連記事:リスク管理に取り組む企業がツール選択でつまずくポイント
→http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1104/27/news02.html

 この障害はRIMにとって自殺行為ともいえる重大な過失だ。ライバルに対する最大の優位性、すなわちユーザーからの絶大な信頼を3日で失ってしまったのだ。2011年10月初めの時点までは、Apple、Google、Microsoftは、BlackBerryが享受しているような忠誠心をiPhone、Android、Mango(Windows Phoneのコードネーム)のユーザーに抱いてもらうのは夢のまた夢だと考えていた。

 BlackBerryを試した人の大多数は、ユーザーインタフェースが使いにくく、どちらかと言えば技術マニア向けのプラットフォームだという印象を抱きながらも、移動中に電子メールを扱う機能の洗練度の高さにすぐに夢中になった。はっきり言って、BlackBerryほど簡単に、かつ気持ちよく電子メールを送受信できるスマートフォンは存在しない。

 それには多くの理由がある。まず、BlackBerryが素晴らしい物理キーボードを備えていることがある。加えて、ヨーロッパのキャリアは他のスマートフォンでは用意されていない好条件の定額データプランを提供している。また魅力的なローミング対応データプランをBlackBerryユーザーに提供しているキャリアも多い。これは多くの国と多数のキャリアがひしめくヨーロッパでは重要アドバンテージだ。

 しかし最大の理由は、真のプッシュ型電子メールをBlackBerryユーザーに提供するソフトウェアシステムが用意されていることだ。こういったシステムは他のプラットフォームには存在しない。

 確かに、iOS、Android、Windows Phoneの電子メールシステムも年々改良されているが、忠誠心が極めて高いBlackBerryユーザーはこれらのシステムを試そうとせず、またその必要もないと考えてきた。しかし先日の障害で彼らは他社のプラットフォームを試さざるを得なくなった。そして大量のユーザーがそのまま乗り換えてしまうだろうというのは、ノストラダムスでなくとも予言できることだ。

●BlackBerryへの逆風はiPhoneへの追い風

 今回の出来事は、RIMにとって最悪のタイミングで起きた。一方、Appleにとっては最高のタイミングだった。iPhone 4Sが発売されたのは、RIMのシステムが最終的に復旧した翌日のことだ。そしてスティーブ・ジョブズ氏の死去はiPhoneに対するメディアの関心を一段と喚起し、他のモバイルインターネット端末を検討せざるを得なくなった怒れるBlackBerryユーザーの頭に最初に浮かぶ製品がiPhoneという状況を生み出した。

※関連記事:Appleの「iPhone 5」、初回生産台数は3億台?
→http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1108/12/news02.html

 最近では、Appleがやることは何でも称賛され、これまでApple製品を一度も使ったことがない人までが同社製品を購入することで同社の共同創業者であるジョブズ氏に対する敬意を表することがトレンドになっている。このため、BlackBerryから大量流出するユーザーのほとんどが最新のiPhoneに向かうことになりそうだ。

 今回の障害は、BlackBerryのオーナーのみならず、キャリアも激怒させた。キャリアには何の関係もないことなのに、BlackBerryがただの携帯電話と化してしまったことに対してユーザーから責任を問われているからだ。この障害でキャリア各社が経済的損失を被るのは間違いない。BlackBerryユーザーが3日間にわたってデータトラフィックを発生させなかったからだけでなく、サービス障害に対してキャリアが何らかの補償を行わなければならないからだ。既にBlackBerryユーザーへの10月分の請求金額を減額することを発表したキャリアもあり、彼らがRIMに損害賠償請求の訴訟を起こすことも十分に予想される。

 RIMが市場シェア(特にヨーロッパ市場)と収入が減少する数少ないスマートフォンメーカーの1社であるという状況の中、同社全体の基盤となるシステムで起きたこのような機能障害は、BlackBerryにとって致命的な災害となる可能性がある。