工藝を美術と明確に分類し、説明している。
造形美術 - 美術
- 工藝 - 手工藝 - 貴族的工藝 - 鑑賞工藝
- 個人的工藝 - 鑑賞工藝
- 民衆的工藝 - 実用工藝
- 機械工藝 - 資本的工藝 - 実用工藝
ちょっと極端じゃないの?と思うところもあるのだが、美は鑑賞するだけのものではない、一部の才能を持った人だけが作り出すものではない、また工業化によって失われた美を取り戻さなければならないということを言っている。先日のブログにも書いているように、民藝とは結局「柳宗悦の美の視点」ということで、その柳宗悦の美の視点の理解を深められたと思う。