3.11から2ヶ月経って | 『As the clouds like the wind』 

『As the clouds like the wind』 

風のように雲のように、
流れて生きたい、
力まずに♪

TVなんかでも最近は震災の話題も大分減ってきたな。

まぁ、2ヶ月経つからな。



義妹の方でも

近くの中学校に駐屯してた自衛隊(大分の部隊)が

今日で撤収するって聞いた。




地震から2泊3日我が家は、

近くの指定避難所の小学校の体育館で過ごした。


日に日に避難してくる人増えて

2000人を超えた。


配給、復旧は我が家の周りより

当然、沿岸部が優先。

当たり前だ。



だから、

配給もほとんど来なくて。



でも、

我が家の周りは古くからの商店街

ぼちぼち店も開いてきて

並ばなきゃならねぇが

食いもんは手に入るようになってきて、



避難所にいる人たち

秩序を乱す方はほとんどいなかったが、

積極的に何かをしようって人も少なかった。



っで、色んなこと動かすために班分けしたりすんだが、

年齢的なこともあってオレなんかが選ばれてしまう。



仮設トイレ作ったり、

配給配ったり。



ボランティアリーダーの方たちは

もっと大変だったろうが

オレも正直、面倒だった(笑



班長になると

買出しにも行けねぇ。


っで、班員の方々

”配給は!?”

”○○はまだですか!?”って

どんどん聞いてくる(笑



あー、めんどくせぇ(笑

おまけに仕事にも行かなきゃ何ねぇし。

嫁も。

子ども等もいるし。



でも、班員の方々、

オレが班長だから、

”配給は!?”

”○○はまだですか!?”って

どんどん聞いてくる

あーめんどくせぇ。

顔では

”わかりました、大丈夫ですよ”って言いながら(笑



配給ルールも大分軌道に乗ったんで、

オレは避難所を出ることを嫁に言った。





『配給もらえなくなるし、情報も入らなくなるしどうすんの!!』って

『いま、ここでたら寝る場所もなくなるでしょ!!』って

『もう戻って来れなくなるよ、大きい地震きたらどうすんの』って

どんどん攻めて来る(笑

まぁ、先の見通しわからない状態だったからな。



だが、いつかは避難所出なきゃなんねぇんだし、

仕事の行きかえりの様子みてて

少しずつ前に進んでる実感もあったから、

自信はなかったがな。




とりあえずってことで自宅マンションの集会所の様子見たら

当初は満員で入れなかったが、

今は3家族しか避難してないようだったし、

幸い、オレはマンションで理事やったりしたんで

近所づきあいもある。

そういうの得意だしな(笑

なんとか嫁説得して集会所に避難することにした。



っで、避難所の班員に避難所出る旨伝えたら

”俺たちを見捨てるのかって!”目が痛かったが(笑

そんなの知ったことかい。

いい大人なんだから、津波にあった訳でもねぇんだし。

身体不自由なかたや、お年よりは別にして

並べば飯食えるんだし。

自分らで何とかしろ(笑



っで、集会所に避難して

2日後には電気も来て、

子どもの同級生の家族なんかもいて

なんか楽しい避難生活(笑



っが、管理組合から

”エレベーターが動いたら集会所あけてください”ってやんわり言われて

あわてて自宅のかたづけ始めて。

『配給ももらえなくなったし』

『だから言ったでしょ』って嫁に文句言われながら(笑

(でも、昨日も近所の居酒屋の焼肉弁当くったろ?)

っで、5日後にして我が家に帰ったんだ。




ここで、困ったのが下の娘。

家に帰りたくねぇって。

その頃はまだ、でっかい余震が結構あって、

我が家は9階だから結構揺れる。



下の娘は人一倍臆病なんだよな。

地震後、最初の家の光景がショックだったんだろう。

タンスがとんでもない状態に倒れて、

食器がメチャメチャに割れて、

色んなものが、とにかく散乱した部屋。



少しづつ居る時間増やして。

手握って寝て。

なんとか乗り越えた。



そうやって2ヶ月。

沿岸部はまだまだ大変なんだろうが、

とどまっていてもはじまらねぇって、

仮設住宅待てずに賃貸アパート借りたり

積極的に動いてる人もいると聞く。



誰だって、先のことはわからねぇし、

判断間違える事だってあるだろ。



でも、リスクとんなきゃ

前に進めないことも確かなんだよなって話♪



そういうのは

勇気とか強い心が

とりわけ必要なわけじゃねぇと思うんだ。


昨日より明日って

そう思えるかどうかなんかなんじゃねぇかなって。




ただ、

オレは、

ほんとうに被害が少なかったからで。




沿岸部の方は

家族なくしたり、

いろんなもの全部なくなっちまったんだ。



だから、

動けるオレは自分のことは自分でやって、

っで、すこしでも

そういう人の力になれればいんじゃねぇかって。



いま、

債務帳消しってのが問題になってるみたいだ。

家なくした人の住宅ローンなんかの話。



阪神淡路の震災や、新潟中越の時もしなかったから、

今回もやると不公平になるってことで反対が多いって聞く。



この世の中ってそんなに公平なのかい!?


そんなことねぇだろ

世の中って、不公平に決まってんだ。



そういう不公平を甘受することこそが

本当の公平なんじゃねぇか!?



独りぼっちになった人も大勢いると聞く。

妻も子どもも、親も兄弟も

みんな居なくなって

そういう人、避難所から出て独りで暮らしてくって。


それでもでも公平が大事なのか。




あー、もう2ヶ月か、

少々疲れたぜ(笑