晩ごはんの時に

お義母はん(83)が 

「あんな~私もうあかんねん」

??なにが?どうしたん?



「朝、洗濯した後

かごにうつして干すの忘れた

3時頃、洗濯物を取り込もうとして

気がついて慌てて

ドキドキしながら干して

6時過ぎ、乾いてたし取り込んだ」

「もうこのままだんだんボケて

あかんようになって

どっか施設にでもいれてもらわなあかん」




へぇ~施設ねえ

ほな、どっか探してこうか?

「えっ⁉いやいや

わたしのあかんとこ言うてほしいねん」

施設探すのは違うねんな

あかんとこってアセアセなに?

そもそもないけど

わざわざ言うたら気づつくやん

自分責めるやん



信心深いうちのお義母はん

いつもいつも神さんに祈ってはる

みんなの役にたたせてくださいって

「神さんにお願いしてもなおらへんねん」



干してない洗濯物に気がついたとき

どんな気持ちやったん?

ちょっと言うてみて‼

「洗濯物干してなくてビックリしたなぁ

こんな私はあかんことなったなぁ

この洗濯物もう乾かへん‼

どうしよう!どうしよう!」



大丈夫や大丈夫や乾いてるから

だれもどうもなってないやろ

慌てたわりにケガもしてないし

ビックリしたんやなぁ

どうしたらええのかわからんなったなぁ

そんなときは

また洗い直してもええねんで~



「そうか大丈夫なんか

なんか不安な気持ち言うたら

スッとしてきたなぁ」



ケラケラと笑い声がもれて

ひと安心照れ




「仁さんの話おもしろいし

また聞かせてな~」やって~



そんなときもある

これから増えてくるやろなぁ

大丈夫大丈夫わたし

はいお疲れさん

めでたしめでたし