佐伊津漁港の防波堤の先には灯台のあるとばって、よう釣りばしよらっすっちゃんない。
おりが子供もん頃も、ガラカブとかナベトウシュウば釣りよった。
小学生の頃の話、、、
そん日は、おり自身は釣りはあんまり好きじゃなかったばって、友達の釣りよるけん、灯台のところに遊びがてら見に行った。
いっとき見よったばって、すぐ飽いてから、海に石ば投げて遊び出した。
ばって、ただ石ば投げるともそんうち飽いてきた。
戻ろうかねぇて思いよったばって、面白かことば考えついた。。
他所んおじさんの灯台の先っちょで釣りよらいたとばって、浮子の浮いとるところ目がけて石ば投げ込んで釣りばじゃましてやるっちゅう遊びやった。
今考えれば、とんでもなかことばって、そん当時のおりからすれば、『他所もんの佐伊津で勝手に釣りよるけん、ちぃ~っと懲らしめてやろう』っちゅう気持ちやったって思う。
おりどんは面白せ~、いっとき石ば投げて遊びよったとばって、、、普通そがんことされれば、どがん奴っちゃブチ切れるやろう?
4、5回石ば投げこんだ直後、、、
「くぉら~~っ」(怒)
おじさんの血相変えて走ってこらいた。
おりどんは、怒られる前に速攻で逃ぎゅうって思うとったばって、そんおじさんのあまりの剣幕に体の硬直して逃げきらんやった。
おりの目の前に立たいたおじさんの顔は、なんさま大魔神のごたる形相やった。
その顔ば見て、、おりは打ったくらるるって覚悟ば決めた。。
おじさんの手ば振り上げらいて、思わずおりは目ば閉じた!
その瞬間、、
「はなこんぱっ!」
おじさんは、おりの鼻に軽くデコピンばかませて、「もうすんなぞ~」ていうて許してくれらした。
なんて、優しかおじさんやろかい。。おりはおじさんの度量の大きさに感動した!
(こりが佐伊津んし~やったら、どんこん(とても)怒られとるぜ~。)
それ以来、釣りばしよる人の邪魔だけはせんごとなったと。
もしも、おりがおじさんの立場やったら、、そがんことするガキンチョは打ったくってやるばってかない!
やっぱ子供は怒ったくってシツケんばつまらんやろ?(笑)
ちなみに、鼻にしっぺすることば【はなこんぱ】っていうことで、友達に話したろ~ば、みんな大ウケやった!
ばって、ほんなこて【しっぺ】=【こんぱ】でよかっちゃろか?
なんさま、生まれてから35年、おじさん以外で【はなこんぱ】って言わす人ば見たことなかとぜ。。。