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南京都鉄路局

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上牧スカイガーデンミニ鉄道に、踏切警報機を設置しました。

しかも実物の…
踏切注意の標識と良くお似合いですね。

この本物の踏切警報機、入手したのは昨年の3月頃でした。
出どころはなんと!…ヤフオクです!
それも、今となっては大変貴重な電鈴式警報機です。
(デンレイシキ)

沢山の方々がウォッチリストに登録され、大変注目されていた出品物でしたが…
おそらく皆さん、運ぶ手段や設置場所に現実味が無かったのか、殆ど競り合わずに落札することができました。
私はね…
運ぶ手段も設置場所も全く問題なしですし、何なら設置工事も自分でやりますから、躊躇なく入札することができます。

愛知県西尾市まで引取りに行きました。
まぁ、私のトラックではギリギリの長さでしたが…

この警報機、重量が約240kgあるのですが、積み込むのは先方様のフォークリフトを借りたので簡単でしたが(その時にリフトの負荷計で重量が判明)
いくらパワーゲート車とはいえ、重量物の長尺物を一人で降ろすのには苦労しました。
半ば無茶苦茶な荷降ろし方法です…ガーン

地面に無事降ろしてからも一苦労…
設置場所まで運ばなければなりません。
脚立を跨がせ、片方づつウインチで吊上げて5インチゲージの台車に載せます。
そのまま本線をゴロゴロ〜ガタンゴトン♪と、踏切設置場所まで押して運びました。
設置場所付近で、先程と逆の手順で台車から降ろします。

ここまでの作業が、昨年3月中頃の事でした。
それから、10ヶ月放置…
(グーグルマップ航空写真でブルーシートに覆われて横たわる物体が確認できます)

先月から工事再開。
基礎を埋める穴を掘りました。

当初、型枠工事する予定でしたが…
めんどくさくなって、会所枡を埋め込む手抜き工法を閃きました。 オレ テンサイニヤリ
これなら型枠工事不要ですし、安定した基礎ができます。
電線管も仕込んでおきます。
コンクリートを練り練り ネリネリ
流し込みます。
所定位置にアンカーボルトを埋め込み、コンパネで蓋をして一週間…
立派な基礎が出来ました。

立て起こすのは流石に一人では無理なので、この作業は二人で全集中で行いました。

アンカーボルトはバッチリです!

立て起こす際に、少しでも軽量化するために電鈴警報機と警報灯は一旦外してありましたので、ポールを固定してから再び取付けます。

尚、電鈴警報機は外したついでにレストアを施して動作するように復活しました。
通線ワイヤーを使い、電線管からポールの中を通した配線ケーブルを、電鈴警報機や警報灯配線と接続します。

最後に、警報灯を取り付け配線を接続し、見事完成しました。
ど〜です?
良い感じでしょ?

私もめちゃくちゃ嬉しいです。

この踏切警報機なんですが、各機器の銘板には
昭和42年製造
京三製作所
と読み取れます。

で、

この踏切警報機の略歴なんですが…
ヤフオク出品者は代理出品だそうですが、前オーナーからはこのような話を聞いておられました。

愛知県東部で実際に鉄道で使われ、昭和50年代前半に払下げた物を自動車教習所のオブジェとして数年前まで再利用され、その後設備更新の際に撤去された物を譲り受けたものの、結局邪魔になり処分することとなり出品者の元に転がり込んだそうです。

愛知県東部の鉄道といえば…
名鉄か豊橋鉄道が思い浮かべますが、名鉄は電鈴式より電鐘式の警報機を使用していましたので、出どころは豊橋鉄道渥美線でしょうか…?
しかし、豊橋鉄道も名鉄と縁が深い関係ですから電鐘式を多く採用していた可能性があります。(元々名鉄の路線でしたし…)
だとすれば、残るは国鉄になるんですが…

国鉄はいち早く電子警報音に替えられていましたから、昭和50年代前半の払下げ…というのは考えにくいのかな…とも推察できます。

もしかして…
蒲郡駅から港へ伸びていた臨港専用線?
これなら昭和50年代に廃線になった箇所がありますから合点がいきます。

う〜ん…
謎がロマンを感じさせる。

さて…
君、いったい何処の何線で働いていたの?…

紆余曲折あって、今此処に安住の地を得たのですから、踏切警報機という機械にも一人生物語が宿るものだと考えれば、この踏切警報機にロマンを感じますし愛おしくもなります。

電鈴警報機の内部は、長年海風に晒されたせいかかなり朽ちていましたが、その単純な機構が幸いし動態復活するまでに修繕することができました。

仮に昭和53年に使用停止となっていたらとすれば…
40年ぶりに目覚めた音色を奏でてくれたのではないでしょうか。

また、十文字にフワッと輝くフィラメントの警報灯も、懐かしい灯りです。

ちなみに、とある踏切専門マニアの方によれば、関西地方で電鈴式踏切警報機が可動状態で現存するのは、この上牧スカイガーデンミニ鉄道線の1機のみだそうです。
(嵐電や三岐は電鐘式、近江も近年更新により無くなったとのこと)
全国でも数少ない貴重な警報機です。
現役なのは
弘南、津軽、小湊、北鉄、大井川、江ノ電、越前、一畑、広電、熊電 各鉄道の数ヶ所(構内踏切を含む)

これに、上牧スカイガーデンミニ鉄道が加わりました。しかも近畿地方唯一!


この懐かしき電鈴式踏切警報機の音色をご堪能ください。
あとは、交互点滅リレーと起動点通過センサーを作れば、本当の完成です。

楽しみ愉しみ♪