再生のない喪失

ずっと信じてきたことが
急になくなっちゃった　どうしよう

後戻りもできなくて
生き方を変えることもできなくて

もう一度やり直すにはずいぶん年をとりすぎちゃってて

過去を思い返して　思い出に浸るしかできなくて
「今」を生きることなんてできなくて
過去のための今になっちゃってたりして


むかしよく行ったお店とか旅行した街とか
ひとりで訪れてみたりして

昔一緒に歩いた砂浜でひとりで泣いてみたりしていて


これから何十年生きたって　どうあがいたって
結局物語はもう、おわっちゃってるから
ページが書き足されることなんてなくて


思い出から逃げようとして
いろいろ捨ててみて　引っ越してみたりなんかもして

自分の心から逃げることなんてできないのになあ

2009.3.22

生きていることがいよいよつらくなってきた。

ぼんやりとした頭を抱え、

生気を失い、

未来に希望は持てず

過去に縋りつくだけで

今与えられた仕事に手もつけられない。

もはや形骸となった私を生きる意味は見出せず。

願わくば自決する時だけは潔く。

J.D

別れを告げられるよりも

別れを告げるほうがずっと悲しいんだぜ。

別れを告げられたら、ただ悲しみに耽っていればいいだけだもんな

でもさあ、別れを告げるっていうのはさ、

それ自体が残酷な行為だからさ、自分の悲しみだけじゃなくて

相手の悲しみも何もかもを背負っていかなくちゃいけないんだ。

そんなことはただの自己満足みたいなもんだって言われるかもしれないけれど、

けれども僕について言えば、それはそういうものであって、どうすることもできないんだ。

一生みんなの悲しみを背負って過去にすがって、過去に自分の居場所を求めて

過去のために今を生きていくことになるんだろうなあ。

そんなのってないよな