昔彼が寝ている時に、
彼の携帯を見てしまったことがある。
もちろん関係が良好であれば、
そのようなことをする理由がない。
彼に対する不信感が募っていたのは紛れもない。
今となっては後悔しかない、
見てしまった自分が全て悪いのだから。

彼のメモ帳を開いてしまったのだ。
私は自分の気持ちを日記代わりに
携帯のメモ帳に書きなぐるくせがある。
彼もそんな風にメモ帳を利用していたら
彼の私に対する気持ちも理解できるのかなって
そんな甘い幻想を抱いてしまっていた。

中身はこうだった。

過去に付き合った女性の内面と外見、
そしてその女の評価が一言添えられてあった。

彼が抱いてきた女の多さよりも
私が浮気相手の女より評価が低かったことに
ショックを隠せなかった。
なんでそんな私と付き合ってるんだろう…

そして外見に関して、心を突き刺すような酷い言葉が連なっていた...最後の締めくくはこうだ、
中身に問題はないが、この人を幸せにしたいという意欲がわかない。

私の中で何かが壊れた瞬間だった。


結局その彼とはその後別れることになった。

でもその日以来私は
鏡の前に立つのが怖くなった
鏡の中の自分を見ると醜くて
この世に存在したくなくなってしまう

別れた後も何度も出会いはあったが
その度に、自分の体を見せるのが怖くて
抱かれたあとは傷つけられるのが怖いあまり
自分から消えてしまう
私には何一つ魅力のない
取り柄のない
汚い存在なのだと
自傷行為に走ってしまう

苦しい
こんなにも人は簡単に
言葉一つで壊れてしまうか弱いものなのだと
何よりも鋭く怖いものは
言葉という凶器なのだと
その時思い知った。

見てしまった自分が悪いのは承知だ。
でも

この心の傷は癒えない。
一生

ひとりぼっちでいいとさえ感じてしまう
愛される資格がないのだと。


死ぬのがたまならく怖いとつぶやく人がいる
でもね、
生きるのも同じぐらい辛いんだよ
結局
生きるのも死ぬのも変わらないんだよ。