[4757]マンガ『ヤマノススメ』、雪村あおい論
『ヤマノススメ』がすごいと思うのは女子高生が主人公なのに「地球」を主題歌の歌詞に入れても納得できるところ。私が確認できるのは『らんま1/2』の「地球オーケストラ」ですが、楽曲としては合致しているものの、「機械なんて見えない、ないよ」という歌詞が格闘ラブコメディとしての作品に貢献していたか疑問。しかし『ヤマノススメ』では5分のショートアニメシリーズだった第1期から、「地球色パレット/混ぜて明日は何色?」として、「地球」が歌詞にある。
以降もセカンドシーズンの第2オープニングで「もっと 壮大 夢見てもいいかい?/なんて 寛大な 地球だい」があり、サードシーズンの劇中歌でも「好きって思った風景が/地球のどこかで待っているから」と歌った。さらに「まるで地球規模のスタンプラリー」、しかし私が極めつきと思うのは今再放送中のサードシーズンのオープニングの「だって地球は宝箱」、「結果 地球はびっくり箱」、「そんな地球が嫌いじゃないんです」、さらにエンディングの「なんで地球が丸いか知ってる?/この場所に帰ってくるため」と思う。
以上のように全部ではないが、主題歌や挿入歌に度々出てくるのは多分、山アニメだから。つまり『ヤマノススメ』が正に「地に足のついた話」であることの証かと。だから富士登山の挫折であり、経済問題を物語れるのだと思う。現代を象徴/抽象した作り話なら、買い物に迷う主人公など現実すぎて(作り手も)避けるはず。また地に足のついた話といってもさんざんやられた野球マンガやサッカー漫画では、経済問題は貧乏に直結してしまうので、全国大会のある部活アニメでは終点が長くなりすぎるはずで。
しかし『ヤマノススメ』は山ガールのマンガでありアニメなので、大地に直接触れる物語。一歩一歩山道を踏みしめ、開けた場所でパノラマを堪能し、寝っ転がって陽光を浴び、大地の温もりに触れ。勝利と速さ、力を競う他のスポーツ漫画とは全く視点や違って悠久の大自然、正に地球との戯れが山というスポーツの醍醐味。
以降もセカンドシーズンの第2オープニングで「もっと 壮大 夢見てもいいかい?/なんて 寛大な 地球だい」があり、サードシーズンの劇中歌でも「好きって思った風景が/地球のどこかで待っているから」と歌った。さらに「まるで地球規模のスタンプラリー」、しかし私が極めつきと思うのは今再放送中のサードシーズンのオープニングの「だって地球は宝箱」、「結果 地球はびっくり箱」、「そんな地球が嫌いじゃないんです」、さらにエンディングの「なんで地球が丸いか知ってる?/この場所に帰ってくるため」と思う。
以上のように全部ではないが、主題歌や挿入歌に度々出てくるのは多分、山アニメだから。つまり『ヤマノススメ』が正に「地に足のついた話」であることの証かと。だから富士登山の挫折であり、経済問題を物語れるのだと思う。現代を象徴/抽象した作り話なら、買い物に迷う主人公など現実すぎて(作り手も)避けるはず。また地に足のついた話といってもさんざんやられた野球マンガやサッカー漫画では、経済問題は貧乏に直結してしまうので、全国大会のある部活アニメでは終点が長くなりすぎるはずで。
しかし『ヤマノススメ』は山ガールのマンガでありアニメなので、大地に直接触れる物語。一歩一歩山道を踏みしめ、開けた場所でパノラマを堪能し、寝っ転がって陽光を浴び、大地の温もりに触れ。勝利と速さ、力を競う他のスポーツ漫画とは全く視点や違って悠久の大自然、正に地球との戯れが山というスポーツの醍醐味。
[4618yamanosusume.txt]