オーディション合格を目指して

オーディション合格を目指して

テーマパークダンサーズスタジオオフィシャルブログ

自営のダンススクールを経営して
10年の歳月が経とうとしています。
お陰様でスクールに通ってくれた
多くの生徒たちは夢のステージに立てています。

なぜ生徒たちは合格できたのか?
そして令和を迎えた今の時代で
教育というものとどう向き合うべきか。
私の経験を元に一つの意見を提示します。
参考にして頂ければ幸いです。

【20年前と今の教育現場の変化】

私がディズニーランドでデビューを果たした
20年前と現代では教育方法に
大きな変化を感じます。

一番大きな変化は教育者よりも
生徒の方が
有利な立場に立てるようになったことです。
昭和の時代一部の教育者は独裁者の様に
絶対的存在であり怒鳴り殴られて
指導されるのは珍しい事ではありませんでした。
これが健全な教育であったとは思えませんが
厳しい環境だからこそ
身につくものは数多くありました。

諦めない精神力
食らいつく積極性
妥協なき技術向上

そして現代はパワハラや
コンプライアンスという新しい言葉と
正当性のある主張の準備が生徒側に用意され
怒鳴り殴られる指導なんて
都市伝説のような扱いになりました。

【なぜ教育が時代と共に変わったのか?】

その一つに教育環境の増加があげられます。
今やダンススクールや専門学校は星の数ほどあり
元劇団四季というネームバリューすらも
珍しくなくなってきました。

そうなる事で生徒たちは
逆境にぶつかった時にここがダメでも
他に自分にあった場所があるという
選択の自由
が生まれたために
講師たちの愛のある厳しい指導は
生徒離れの原因になりました…

【悲劇的な現在の教育現場の構図】

生徒離れを恐れた学校は経営の為に
生徒たちに接待のようなサービスを
提供するようになりました。
特に専門学校規模の学校では
一流の講師たちを集めて
「怒らない授業」
を展開する事で生徒離れを防ぎ
高額な学費を集め良質な環境を維持しています。
つまり先生は、生徒の目標の為ではなく
学校に通ってもらうために
優しい授業を展開しているのです。

将来の事には責任は持たない。
なんと無責任な教育なのか…

確かに教育者は全生徒に
責任をとることは出来ません。
しかしせめて結果を出せない生徒を教育した
自分自身に責任は感じてほしいです。

【教育は本来、目的を達成するために行うもの】

一流のエンターテイナーを目指すのに
楽しい毎日の練習で
夢に到達できるはずもありません。
事実、多くの専門学校には
数百人の生徒の中で
目的を達成した卒業生は
片手で数えられるほどしかいません。
それでも楽で楽しい時間を求めるのは
人間の性なのかもしれません。

【今も残る本物の教育】

でも、すべてがそうとは限りません。
本当に夢を叶えたいなら相応の覚悟が必要です。
昔の教育論が残っている環境からは
今も変わらず本物が成長しています。

例えばオリンピックに出る選手たち

同年代が遊びや恋愛をエンジョイしている時間
厳しいコーチの元で死に物狂いで
練習している事は想像するに容易です。

例えば甲子園で活躍する高校生たち

「野球は楽しいものだから
辛くて無理してまでやらなくてもいい」

と指導する
優しいコーチのチームが出場できるほど
甘い世界でないのは確かでしょう。

結局、夢を叶えるというのは
今も昔も変わりません。
信念を持ち厳しいコーチの指導を信じ
辛くても足を止めない意志こそが
本物を育てます。

もちろん、今のご時世で暴力で教育するような
昭和スタイルを求めるのは時代錯誤だと思います。
生徒の将来を想い、厳しくするところは
厳しく教育できる環境である事が
本当の意味で良い教育環境
言えるのだと思います。

【プロの世界を知る仲間たちとの協力】

今、私の周りで教育をしてくれている先生たちは
プロの厳しさを知っている仲間たちです。
だからこそ通ってくれる生徒たちには
夢を叶える為に重要な方法を
厳しく教育してもらう事を
大切にしてもらっています。
先生職をしている方たちは出来の悪い生徒を
「私が言わなくてもいつか失敗して気付く」
サジを投げるのではなく
その子の将来の為に
本当に教えなければならない事を
根気よく教えてあげてほしいと願います。

【夢を持つ若い世代の皆さんへ】

エンターテイナーを目指す人は
安心できる優しい先生や楽しい環境が必要なのか
一流になる為に厳しい教育を受け止める
覚悟をもって目指せる環境が必要なのか
を今一度考えて頂きたいです。



テーマパークダンサーズスタジオ代表
村上宏一郎より